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	<title>5000kmの夏休み &#187; M氏</title>
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	<description>2010年夏休み。１ヶ月をかけてアメリカ大陸5000km横断。その後のブログ。</description>
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		<title>氷ノ山</title>
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		<pubDate>Sun, 09 Dec 2012 12:22:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[MTB]]></category>

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		<description><![CDATA[10月も終わろうかという週末。すっかり秋になっているだろう氷ノ山へと僕らは車を走らせた。 「やまめ茶屋？」 それが氷ノ山へ登る道の目印だった。道の傍らへ車を停めマウンテンバイクを準備し、僕らは山の方へと向かった。 道はス &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2012/12/%e6%b0%b7%e3%83%8e%e5%b1%b1/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>10月も終わろうかという週末。すっかり秋になっているだろう氷ノ山へと僕らは車を走らせた。<br />
<strong>「やまめ茶屋？」</strong><br />
それが氷ノ山へ登る道の目印だった。道の傍らへ車を停めマウンテンバイクを準備し、僕らは山の方へと向かった。</p>
<div class="img-shadow"><img class="alignnone size-full wp-image-382" title="やまめ茶屋" src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1321.jpg" alt="" width="500" height="375" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<p><span id="more-381"></span><br />
道はスタートしてすぐオフロードの登りになった。ゆるいが長い登りがいつまでも続く。時折、横を車が追い抜いていった。コロコロした石の上を走るのは大変で、もうだいぶ慣れたけど、なんだか無用な体力を使うので、やはりすぐにヘロヘロになってしまった。M女史は当然のように何事もないように、ひょいひょいと登っていく。<br />
山の景色はまだ緑も多かったが、その中で紅葉していている木とのコントラストがとても綺麗だった。<br />
道は途中舗装路になる。昔は全部オフロードだったらしい。そこにあるトイレで僕らは少し休憩した。さっき追い抜いていった車が何台か停まっていて、ここから登山するようだった。<br />
その先、舗装路とオフロードを繰り返しながら展望台のような場所に出た。車がいっぱい停まっていてた。いい天気でそれほど寒くない山日和、登山客も多そうだった。<br />
<strong>「ここからかつぎやで！」</strong><br />
そう！そこから先は登山道で頂上までは担ぎ上げだった。僕らはバックに入っていたおにぎりとバナナを食べると、ヨイショとばかりに山の中へと入っていった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1323.jpg" alt="" title="かつぎ前の腹ごしらえ" width="500" height="375" class="alignnone size-full wp-image-383" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<p>バイクを担ぎながら登っていると、頂上から降りてくる何人もの登山客とすれ違った。<br />
<strong>「こんにちは」</strong><br />
挨拶すると向こうも挨拶を返してきた。中にはバイク乗りもいたようで、下りは楽しいだろうねと声をかけてくる人もいた。地面は所々ぬかるんでいて、ちょっと間違うと足首までめり込んでしまいそうだった。だから、慎重に慎重に僕は進むのだけど、M女史はそんなことはお構いなしにどんどん進んでいった。僕もなるべく遅れないようについていった。<br />
頑張って登っているとやがて、木の生えていないひらけた所に出た。<br />
<strong>「何か建物が見えるよ」</strong><br />
それは、山頂にある避難小屋のようだった。あそこまで登ればいいんだな、もう少しだ。そう思うと、少し足は軽くなった気がした。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1324.jpg" alt="" title="もうすぐ頂上" width="500" height="375" class="alignnone size-full wp-image-384" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<p><strong>「おおーっ、着いた、着いた！」</strong><br />
山頂は登山客でいっぱいだった。そこからは360度周りを見渡すことができた。ながめはなかなかのものだったが、吹きさらしのそこは少々寒かった。止まっていると汗が冷えてくる。僕らは急いで記念写真を撮りその場を後にした。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1328.jpg" alt="" title="頂上" width="500" height="666" class="alignnone size-full wp-image-385" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<p>頂上からはやっとバイクに乗って進むことができた。背丈ほどのヤブの間に切り開かれた道を進んでいく。時々、僕の背丈ではくぐれない程木々が倒れ込んでいる。しかたなく僕は押していった。M女史はそのままくぐっていったのだろうか、<strong>むぐぐ！</strong>などと考えながら追いかけた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1332.jpg" alt="" title="のりのりの藪" width="500" height="375" class="alignnone size-full wp-image-386" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<p>ヤブ間の道はくねくねと次の山の頂上へと続いているのが見えた。<br />
<strong>「ちょっとここで待っててよ。」</strong><br />
そう言ってM女史は先に登っていった。頂上の見晴台に登ると<br />
<strong>「おーい！見える？」</strong><br />
とM女史は叫んた。下からは山頂の彼女の姿がよく見えた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1341.jpg" alt="" title="頂上撮ったどー" width="500" height="375" class="alignnone size-full wp-image-387" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<p>僕もすぐに山頂へと向かった。見晴台からは僕らが通ってきたヤブ道がよく見えた。山頂付近のまわりには何もないところを走るのはほんとに気持ちがよかった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1343.jpg" alt="" title="振り返るとそこは藪の道だった" width="500" height="375" class="alignnone size-full wp-image-388" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<p>そこから先はしばらく泥沼地帯だった。タイヤがめり込むので乗る事はできず、油断すると膝ぐらいまで埋まりそうなところもあった。きっとこっちのが安全に違いない！僕はあえてM女史が行かなかった方へと行ってみた。しかしなぜかどんどん深みにハマっていきそうになるのだった。むぐぐ、素直についていけばいいものを。僕はあっち行きこっち行きしながら泥沼地帯を通り抜けた。<br />
沼地を抜けた所はさっかより風がだいぶ暖かくて、僕らはそこで腹ごしらえすることにした。お腹はペコペコだった。</p>
<p>そこからはスタートまでずっと下りが続いた。落ち葉か地面に敷きつめられていてとても綺麗だった。所々大木が横たわっていて、ヨイショと押しながら下っていった。木々が段々と多くなりその合間をゆっくり下る。下からは「おーい」と叫ぶ声がする。もうそこは最初のオフロードだった。ゆっくりとはいえ、もうそこまで来たことがちょっと残念だった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1347.jpg" alt="" title="落ち葉１" width="500" height="666" class="alignnone size-full wp-image-389" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1348.jpg" alt="" title="落ち葉2" width="500" height="666" class="alignnone size-full wp-image-390" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1351.jpg" alt="" title="林の中はここまで" width="500" height="375" class="alignnone size-full wp-image-391" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
<strong>「じゃあ下で待ってるね！」</strong><br />
最後のダートの下りをM女史は颯爽と下っていった。僕も後を追いかけたが足がガクガクでいつもにもましてゆっくりだった。それでもやまめ茶屋まではそんなに時間はかからなかった。</p>
<p>ほんとにその日はいい天気だった。景色も最高だった。その数日後、氷ノ山は初冠雪だったらしい。そう聞いて、一番いい時に山に登れたんだなあと、季節の変わりゆく瞬間に巡り会えたんだなあと、改めて思い返した。マウンテンバイクならではの風景を見に、またここに来たいと思います。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1353.jpg" alt="" title="やまめ茶屋の前で" width="500" height="375" class="alignnone size-full wp-image-392" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/2012/12/IMGP1359.jpg" alt="" title="いい天気！" width="500" height="375" class="alignnone size-full wp-image-393" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
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		<title>真夏のナイトツーリング</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2012/08/post_8/</link>
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		<pubDate>Sat, 25 Aug 2012 15:19:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[ROAD]]></category>

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		<description><![CDATA[今日のルート 八月某日夏休み。天気晴れ。僕らは真夏のツーリングへと出かけた。出かけると決めたはいいが、その日は猛暑日の真っ只中。だから冷を求めて出石へそばを食べに行くことにした。そして夕方涼しくなるであろう頃を見計らって &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2012/08/post_8/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=68b882cf116b446377548c6526ee490c&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
八月某日夏休み。天気晴れ。僕らは真夏のツーリングへと出かけた。出かけると決めたはいいが、その日は猛暑日の真っ只中。だから冷を求めて出石へそばを食べに行くことにした。そして夕方涼しくなるであろう頃を見計らって峠道を走ることにしたのであった。</p>
<p><span id="more-375"></span></p>
<div class="body_title">出石へ</div>
<p>午前7時前。既に気温は高く30度は超えていたと思う。そんな暑い中僕らは自転車のペダルを漕ぎ出した。あまり頑張りすぎるとパッタリ倒れそうで、僕らはほどほどのペースで進んだ。</p>
<div class="people_message">「最近、日本海側の方が気温高いらしいよ」</div>
<p>その日僕らが向かう豊岡付近の予想最高気温は37度、もしかしたら日本で一番暑いかもしれないところだった。実際、上り坂にさしかかるたびに滅茶苦茶暑かった。最初の坂から、</p>
<div class="people_message">「私、今日は無理かも」</div>
<p>とM女史は弱音を吐いていた。ボトルの水をかぶりながら走ると少し気持ちよかったが、そんなのはつかの間で、あっという間に乾いてしまうのであった。少し雨でも降ってくれた方が涼しいのに。しかし、太陽はそれはもうギラギラと照りつけるのであった。全く、冷を求めるっていっておきながら、何なんだこの暑さは！聞いてないよと思いながら走った。<br />
だいたい出石に行くだけならもっと緩い道もあるはずなのに、僕らの選んだ道はほとんど平坦路はなかった。このルートは昔M女子がK氏と共に出石に向かったことがある道で、それ以来出石に向かう定番の道となったようである。だからってわざわざこんな暑い日に走るなんて。M女史は峠のキツさなんて全く覚えてないようで、</p>
<div class="people_message">「学習能力ないなあ？」</div>
<p>というK氏の声が聞こえてきそうであった。<br />
日陰も何もない峠道、道の傍でおっちゃんが座り込んでいるのを見た。</p>
<div class="people_message">「何かおっちゃんがへたりこんでなかった？」</div>
<p>M女史が言った。その人は警備員ぽい服を着ているようであったが、既に何を警備するわけでもなく、ただただ暑さに耐え忍んでいるだけの様に見え、まさに過酷だった。この先少し頑張って峠を超えたら、下り坂で少し涼める僕らの方がマシかもしれない。<br />
出石へと続く最後の峠はちょっときついが、木陰があるだけ幾分かは涼しいところだった。なによりこれさえ越えれば冷たいそばを食べられると思うと、ちょっとやる気が出てきた。</p>
<div class="people_message">「よっしゃー、峠や」</div>
<p>と思うと、騙されるのが峠道。案の定その道はもう一度登り返し、やっと本当の峠にたどり着いた。</p>
<div class="people_message">「パン屋の看板があるところが本当の峠やで」</div>
<p>そうだったっけ？以前にもこの峠には来たことがあったが、僕はそんな看板のことなど全く覚えていなかった。学習能力がないのは僕も一緒のようだ。<br />
そんな峠を超え一気に下ると、すぐそこは出石、そばの町であった。やっとたどり着いた、そんな感じだった。</p>
<div class="body_title">出石そば</div>
<p>出石ではいつもお邪魔していたそば屋がなぜか見つからず、僕はあたふたとしていた。結局、新たに見つけたそば屋のまえでキョロキョロとしていると、中からそば屋のご主人が現れた。</p>
<div class="people_message">「いらっしゃい。もうお客さんはいないから、自転車は中に入れて。さあさあ」</div>
<p>という感じで、愛想良く出迎えてくれた。それではと、僕らはその言葉に甘えさせてもらった。最初に差し出された水は、二人とも一気に飲みほしてしまった。</p>
<div class="people_message">「遠くからよう来たなあ」</div>
<p>どこから来たのか話すと、ご主人も店のおばちゃんもとても感心した様子だった。<br />
僕らはそばを注文して食べた。ふたりで20皿。ちょっと少なめかもしれない。</p>
<div class="people_message">「また、来てくださいね」</div>
<p>と見送られて、僕らはそば屋をあとにした。夕方になりつつあったが、外は少しは涼しくなっているだろうか？</p>
<div class="body_title">峠へ</div>
<p>残念ながらそば屋を出たあとも、まだしばらくは暑かった。ただ、峠にさしかかるまではしばらくは平坦な道が続いたので随分とマシであった。<br />
峠への登り口の手前、僕らは補給のためスーパーに立ち寄った。ここを逃すとしばらく店は無いかもしれないのだ。<br />
二人とも氷を買ってそれを膝の上に置きながら僕らはスーパーで買ったアイスを食べた。バックに入れていたバナナも食べた。氷はボトルに入れたが果たしていつまでもつのだろうか？<br />
夕方6時前ぐらいになり、日が傾いてくるとかなり涼しくなってきた。周りが山に囲まれたその辺りはかなりの部分が日陰になっていた。お陰でスーパーを出てすぐの峠は昼間とはうって変わってとても涼しかった。<br />
峠のトンネルを抜けて下りに入ると少し肌寒いぐらいだった。そして下りきったころにはもう辺りは真っ暗になっていた。</p>
<div class="body_title">R429</div>
<p>いよいよ今回のツーリングの本番、真夜中の峠ツーリングが始まる。と、その前に、僕らは何もないと思っていた道の脇に小さな商店があるのを見つけ立ち寄った。しかし、あまりめぼしいものはなかった。りんごがあったがあまり新鮮そうではなかった。僕は食べれそうな物がないと半ばあきらめていたところ、M女史はうれしそうに、何かをぶんぶんふりまわしていた。それはちくわだった。ちくわねー&#8230;。僕も妥協気味にちくわを買った。妥協なのになぜか二本も。</p>
<div class="people_message">「こんな時間からどこ行くのかね？」</div>
<p>と店のおばちゃんに聞かれ、R429の方だと言うと、何言ってんだこの人は？という顔をした様な気がした。確かにこんな夜中に峠に向かう自転車は普通ではないかもしれない。<br />
店の外でちくわを食べながらライトの準備などしていると、今度は店のご主人がやってきた。</p>
<div class="people_message">「これ、持って行き」</div>
<p>そう言って、ペットボトルの水を二本差し出してくれた。それはあまりにも自然で何気なく手渡された。こんなところにこんな優しい人がいるなんて。思いがけなくて本当に嬉しかった。<br />
僕らは峠へと走り出した。最初は広かった道も段々と狭くなってきた。R429最初の峠。この峠が今回一番きつかった。何がきついって、この峠道はほとんどくねくねと曲がることがないのだ。山の斜面に対してまっすぐ登っていくので、その分かなりの激坂だった。早々にギアの足りてない僕はヘロヘロだった。かと言って足を着きたいというわけではなく、そのギリギリのラインの苦痛を味わいながら僕は登っていった。そんな坂をM女史はするすると登っていくように見えた。まっすぐな坂の先に彼女のテールライトがいつまでも見えた。<br />
不意にパッと視界が開けた。そこから山の下の方が見え、空には丸い月が綺麗に浮かんでいた。その月のお陰で真っ暗なはずの林道は少しばかり明るかった。峠も頂上が近いのかだいぶ坂も緩くなってきた。</p>
<div class="people_message">「どうかこのまま」</div>
<p>と思っていたがこの峠最後の最後までキツキツだった。</p>
<div class="people_message">「早くー！怖いやんか！！」</div>
<p>一人で何もない頂上に待たされ坊主のM女史は、少しご立腹だった。というか、本当に怖かったようだ。何か出たんだろうか？</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1228.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1229.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>高野峠頂上、細くて長い峠を制覇。ここから波賀町</h6>
<p>夜中の峠で出るものといえば、それは鹿などの動物だ。その峠の下りは鹿のオンパレードだった。らしい。<br />
らしいというのも、前の方で叫びながら先に下っていったM女史のお陰で鹿は蹴散らされ、僕はほとんど遭遇することがなかったのである。僕は遠くに鹿の声を聞きながら下っていった。</p>
<div class="people_message">「いっぱい出たよ。顔もいっぱい並んでたし、叫んだら川にハマった鹿もいたよ」</div>
<p>可哀想に、川に落ちた鹿もいたようだ。<br />
それにしても道の細い峠だった。本当に国道かと思う細さで、さすが400番台の国道という感じだった。それに、昼間とはうってかわって峠の下りは少し寒いぐらいだった。登りでかいた汗は完全に冷えてしまっていた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1232.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>R429はまだ続く</h6>
<p>更に僕らは次のR429へと向かった。向かったはいいが、さっきの峠で僕は体力を使い果たしていた。仕方なく少し休憩、僕はバッグの中に何か無いか探した。</p>
<div class="people_message">「お、おにぎりだ！」</div>
<p>買っていたのを忘れていたが、これはラッキーと僕はおにぎりを頬張った。<br />
そうしている間にM女史は先の方に行ってしまった。僕はあとを追いかけた。どこまで登るのかな？と思っていたら、峠には最近作られたと思われるトンネルが開通していた。<br />
それは助かったが、ちょっと拍子抜けでもあった。本来の峠はまだくねくねと登っているはずで、また面白い峠が一つ無くなったことを意味していた。<br />
トンネルは広くて出口まで登りで1.5kmほどあり、なかなか先は見えなかった。トンネルの向こうから何か声がした。それは甲高い声で何を言っているかわからない。M女史が何か叫んでいるようだ。僕はときおり「おー」とだけ言っておいた。<br />
M女史は待たされてギャーギャー言っていた。もっとちくわを買っておけばよかったと後悔した。<br />
今度の下りは僕が先に下る。鹿を蹴散らす係りだ。ときおり道端がガサッというたび、「ヒヨオォー」と声を出して走った。</p>
<div class="body_title">最後の429</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1236.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>昼間は35℃を越えてたのに、今は19℃。寒いぐらい</h6>
<p>さっきの峠がトンネルで終わったので、更に僕らは429を突き進んだ。今度の峠は、道もそれほど細くはなく、キツさも普通に感じた。というか、最初の429がキツすぎて、あれに比べたら随分マシとしか感じなかった。頂上にもすぐにたどりついた。そこも月明かりに照らされていた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1238.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>最後の峠は千種町</h6>
<p>峠からの下りはだらーっと長かった。下りきったところは佐用のあたりでだいぶ西の方までやってきた。429はまだまだ続いているようだが、今回はこのあたりで引き返すことにした。明日も昼間は灼熱の予報だった。僕らは暑くなるまでに帰りたかったのだ。<br />
途中、道の駅を見つけ少し休憩して、僕らは帰路についた。429きつかったなあとか話しながら僕らは走った。<br />
突如、パトカーが僕らの後ろについた。</p>
<div class="people_message">「そこの自転車ちょっと止まりなさい」</div>
<p>あーこんな時間に走ってるから職務質問だなと思い、僕らは自転車を止めた。<br />
今日は出石に行って、その帰りなんだという話をすると、ちょっと驚いた感じだった。</p>
<div class="people_message">「この先も気をつけてな。小動物や鹿がいっぱい出るから」</div>
<p>いや、既にいっぱい見ましたが？と思いながら、気にかけてくれたことにお礼を言っておいた。<br />
その後も道の脇ではガサゴソと鹿が飛びたしそうな雰囲気がそこらじゅう漂っていた。<br />
そして、ついにガッサーという音と共にそいつは道路に飛び出した。<br />
ズドドドド！</p>
<div class="people_message">「い？イノシシや！」</div>
<p>鹿ではなかった。山の主だった。そいつは人の家の垣根をズドドドドと登り走り去っていった。</p>
<div class="people_message">「小動物ちゃうやんけ！」</div>
<p>かなりの大きさだった。ホンの少しのタイミングで真横から体当たりされていたかもしれないと思うと、僕らはゾッとした。<br />
M女史は結構動揺していた。あんな大人のイノシシが民家のあるような人里まで降りてくるとは思っていなかったのだ。僕も小さいウリボーは見たことがあったが、大人のイノシシをあんな近くで見たのは初めてだった。<br />
僕たちは、少し落ちつこうとすぐ先にあったコンビニに立ち寄った。</p>
<div class="people_message">「大きかったな」</div>
<div class="people_message">「ほんま、びびりまくりやわ」</div>
<p>そんなことを話していると、少し落ち着いてきた。それにしても、こんなところにまでイノシシがでるなんて、山にはもう餌がないのかな？イノシシも好きでこんな民家の周りを走っているわけでは無いのだろうと思うと、少しかわいそうに思った。</p>
<div class="body_title">帰路</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1243.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>ここはテクノ中央</h6>
<p>まだ車の動きださない暗いうちに、僕らは姫路の街中を通りすぎた。空はだいぶ明るくなってきた。既に気温は上がりつつあったが、まだそんなにあつくならないうちにゴールできそうだった。僕らは少し汗ばむのを感じながらゴール目指して走った。</p>
<div class="people_message">「アイス食べたいー」</div>
<p>最後はそんなことを言って走った。そんなこんなで走り終え食べたのはそう！ガリガリ君だった。本当にうまかった。<br />
それにしてもほんとに暑い一日だった。昼間は倒れるかと思ったけど、やはり夏はナイトランが涼しくていいなと思った。たまーに動物が出てびっくりするけどね。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1245.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
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		<title>ビビリんちょMTB</title>
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		<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 14:51:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[MTB]]></category>

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		<description><![CDATA[僕はビビリんちょである。恐怖を感じるとそれを避けようとしてしまう。そんな僕が何を思ったのかMTBなる乗り物を買ったのである。MTBって乗り物は山の中を走るだけ。その時MTBに怖ーい要素があるなどと想像だにしなかったのであ &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/12/mtb02/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>僕はビビリんちょである。恐怖を感じるとそれを避けようとしてしまう。そんな僕が何を思ったのかMTBなる乗り物を買ったのである。MTBって乗り物は山の中を走るだけ。その時MTBに怖ーい要素があるなどと想像だにしなかったのである。</p>
<p><span id="more-373"></span></p>
<div class="body_title">MTB購入</div>
<p>MTBを買ったのは2007年の秋だった。何か新しい事を始めようと思い、M女史が昔MTBに乗っていたという話を聞いていたので、それならと安易な気持ちであった。<br />
どんなバイクがいいかな？僕はM女史にバイク探しにつきあってもらった。MTBといえばサスペンションが付いてるのがかっこいいのだ！何も知らない僕は、後ろにも前にもたいそうなサスペンションが付いてるMTBを指差してみた。</p>
<div class="people_message">「後ろのサスペンションなんか、どんなとこ下るつもりなんよ！重たいだけやしいらんわよ！！」</div>
<p>えー？無しのがいいの？僕がカッチョええと思っていた後ろサスはどうやらM女史が行くような所では無用の長物らしかった。</p>
<div class="people_message">「それに担いだら重たいやんか！」</div>
<p>その時はさらっと聞き流したが「担ぐ」の意味を僕は理解していなかったのである。<br />
もう一軒、M女史にとあるバイクショップに連れていってもらった。そこには、オレンジ色の綺麗なフレームが飾られてあった。僕はそれをみた瞬間「これだ！」と思った。そうして、僕が買ったのがKLEINのAtitudeだったのである。<br />
それから年に何回か、行く回数は少なかったがMTBに乗りに行くことがあった。最初にいったのは石ころがごろごろと転がるジープロードだった。MTBなんてのは山の中を走るだけだと高を括っていたのだが、僕はMTBはそんなに簡単に乗りこなせるものではないと思い知ったのである。とにかく石ころを乗り越えようとすると、自分の意思とは無関係な方向へとMTBは動く。バランスを崩して簡単にこける。こけない様に恐る恐る乗っていると更にこける。これはまともに乗れるようになるまでにずいぶんと時間がかかるに違いない。そう予感したのであった。<br />
他にも六甲山など走りに行ったが、皆がガシガシと乗り越えて、あるいは下っていく場所を僕は怖くてMTBに乗れずにいた。こんなデコボコのところどうやって走ったらいいの？僕は走りに来るたびに思い悩んでいた。とにかくどんどん乗ってみるのが一番。そうなのかもしれないがなかなかそれが手ごわかった。それでも、最初のころよりは乗っていける場所も少しづつ増えていったのである。勇気を出して乗ってみて、乗って行けたときはとても嬉しかった。それに乗れてしまうと意外にこんなもんだったのか。そう思うこともあった。</p>
<div class="body_title">千町ヶ峰~段ヶ峰~フトウガ峰</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1092.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
そして2011年10月29日。前回に引き続きMTBで山に入った。今回向かう山は千町ヶ峰~段が峰~フトウガ峰、兵庫県の中北部に位置する山々だ。M女史とロードでもいつも一緒に走っているI氏とN氏の四人で山へと向う。<br />
スタート地点に着くとそこに一台の車が停まっていた。ハイカーのおじさんだった。このあたりの山を制覇しながら、今日僕らと同じ山を登るようで、おじさんは一足先に山へと入って行った。僕らも直ぐにMTBを準備して山へと入っていく。<br />
登山口は川の向こう側で、昔はあったであろう木の橋は流されてしまったのか跡形もなく、今は頑丈な鉄の橋が架かっていた。橋を渡ると、そこからはずっと担ぎ上げの区間だった。前の時もそうだが、正直MTBで山に入るとはいえ、ここまで担ぎまくるものだとは思っても見なかった。とにかく最初の山の頂上に着くまでは乗るところなど全くないのである。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1095.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1096.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
そこにきて僕のMTBはどちらかというとちょっと重いようで、最初は元気だった僕もだんだんと歩くスピードは落ちヘッポコになっていく。ちょっとした段差を担ぎあげる時が大変で「よっこらしょ」っと言いながらじじぃさながらであった。そんなとき体勢をくずして後に倒れそうになる。２、３歩後ずさりして耐えたものの、</p>
<div class="people_message">「いてー！タイヤが降ってきたやんけ」</div>
<p>どうやら後にいたI氏の頭にタイヤがささったようである。前からは何やってんの！？と叫び声が。もう山の中は踏んだりけったりの状態だった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1098.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>この辺りで「そろそろ頂上？」などと言っていたが・・</h6>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1101.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>そこから30分以上も担ぎは続くのであった</h6>
<p>M女史の「そろそろ頂上かな」という偽情報からさらに半分ほど担ぎ上げは続き、僕らはやっと最初の頂上っぽいところにたどり着いた。そこで僕らは地図を広げ次に行く場所を確認した。向う方向はさらに上のようで、ほんの少しMTBに乗れたかと思ったが、再び担ぎ上げは続くのであった。いい加減肩が痛くてたまらなかった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1102.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>地図、ではなくカンニングペーパーを見てルート確認</h6>
<p>前の方では先に頂上へと着いたメンバーの声が聞こえた。誰かと話をしているようだった。やっとのことで僕も追いついてみると、頂上にはさきほど駐車場で会ったハイカーのおじさんがいた。まさかと思ったが自転車を担いで登ってくるとき思っていなかったようで驚いた様子だった。「すごいなー」と言われると嬉しくてちょっと元気になった。<br />
そこは千町ヶ峰(1141m)の頂上だった。周りの山々、眼下には小さく村や集落が見えた。山の上から眺める景色は最高だった。こんなに上まで登ってきたんだ。すごいなと思った。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1105.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>千ヶ町峰の頂上にて、ハイカーのおじさんに撮ってもらう</h6>
<p>そこからはいよいよMTBに乗っていける場所だった。よーしとばかりに走り出したのであるが見た目何も無さそうなところですっ転んでしまった。ひぃ、と思っているうちに前の３人は見えなくなってしまった。こんな時焦れば焦るほどなぜかどんどん乗りこなせなくなるもので、何度もタイヤをとられてバランスを崩して、フラフラしながら僕は前を追いかけた。なんとか調子を取り戻しつつあったころ道は舗装路へと出てしまった。あぁ、もうちょっと乗りたいのに。僕は残念で仕方がなかった。<br />
しかし、今日のコースまだまだ前半。この先も乗れる場所はいっぱいあるはず。そう思い僕は皆と次の山へと向うべく舗装路を登っていった。</p>
<div class="body_title">後半戦</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1106.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
道の先にロッジが見えた。このロッジの横が山への入り口で、僕らは少しの休憩の後再び山の中へと入っていった。またまた担ぎ上げが続いた。肩が悲鳴を上げそうだった。段差を登るたびに足もパンパンになってくる。おなかもすいてきたぞ。頂上で何か食べよう。そんなことを考えながら登る。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1108.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
そんなこんなで頂上にたどり着いた。段ヶ峰(1106m)だった。そこには他にもたくさんのハイカーが登ってきていた。景色を見ながらお昼を食べているようで、僕もそこで弁当を食べることにした。<br />
山の頂上は回りに木も生えていなくて、ぐるりと360度が一望できる眺めのいい場所だった。そこから山の尾根沿いに幅20cmぐらいの獣道がずっと続いているのが見えた。次に向う山も先の方に見えていた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1109.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
ご飯を食べ終わると僕らは再び走り始めた。今度こそ皆と離れないように着いていきたい、そう思ったのであるがいつも通り初っ端でバランスを崩した瞬間に前は見えなくなっていた。そこからは前の人はここをどうやって乗って行ったんだろうという想像で突き進んでいく。こうやったら乗り越えていけるんだろうか？試行錯誤の繰り返しで、だいたいの場合において失敗することが多いものである。それでも何度かに一回の成功で、「おおっ、こうやったら乗れるんだ」という発見をする。<br />
しかし獣道が終わり谷間へと下っていく道になると、僕にはどうやって乗っていいかわからない場所が現れた。まっすぐに下っている所は勢いで下っていけるが、くねくねとしたところはどんなライン取りをしていいかがわからなかった。そもそもライン取り以前に、思ったライン通りに走ることもままならないような場所で最初に曲がり損ねて、はい終了。そんな下りの途中からはなかなか乗りなおすのも難しく、しかたなく押して下る。そうこうしていると前の人たちとはどんどん離れていき、いつしか完全に独りになってしまったのであった。<br />
そこは、ちょうど尾根と尾根の谷間の窪地だった。その窪地には水がたまっていて泥の沼地状態になっておりそれは先の方まで川のようになって続いていた。次はどっちへ向うのかと考えているとハイカーがその川のような沼地を渡ってやってきたのである。次はそっちかと思い、沼地を越えてみたもののどうも道らしい道は見つからないのであった。どうやら僕は道に迷ったようだった。とりあえず僕はその場で待ってみることにした。<br />
しばらくすると「おーい」というI氏の声が聞こえてきた。僕はその声のする方向へと進んでいった。なんとその川だと思っていた所こそが次へ向う道だったのであるが、その川を避けて声のする方向へと突き進んだ僕が変な場所から現れたのでI氏には「何か変なところにおるー」と言われてしまったのであった。とにもかくにも山で迷う経験は初めてで、道がわからなくなるとほんとにどうしていいかわからなくなるもんだと思った。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1110.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP1111.JPG" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
そこから担いで担いで頂上に着くとN氏とM女史がお待ちかねであった。おそらく相当待っていたようでさすがに「遅いぃぃ」と言われてしまった。<br />
やっと着いた頂上はフトウガ峰(1083m)だった。途中すれ違ったハイカーが先ほどの段ヶ峰へと登っていくのが見えた。よく聞くと「ヤッホー｣と言っているようだったが、「あほー｣にしか聞こえなくて何かおかしかった。<br />
そこからの下り、今日の僕はビビリンちょ全開だった。乗れそうな場所も半分ほどしか乗れなかったのである。そうこうしているうちに道は乗っては下れないほどの激下りになった。さすがに皆も押して下っていった。その下りは半端なく急で気を抜くとMTBと一緒に数mほど転げ落ちそうであった。そんな中を前の３人はさくさくと下っていくのであるが、僕は一歩一歩慎重に下っていくのであった。それは僕にとって登りの担ぎより大変だった。<br />
下に着くとまたもや３人は相当待っていたようで、M女史には「ほんとに何やってんのよ!」っと散々に言われたのであるが、とにもかくにも四人無事に山を降りてくることができたのであった。<br />
こんな感じで僕はまだまだ山に入っても全然乗れなかったりする。初めての場所で四苦八苦しながらだが、それでも意外なところで乗りこなせたりすると「やった」と思う瞬間がある。それに多分MTBで転んだりするのは当たり前のことで、転んでも山の地面は優しく受け止めてくれる感じがする。今回もずいぶん転んだけれど、なにか山はふわっとした感じなのだ。だから、まだまだ時間はかかりそうだけど僕はまた山に来たいと思うのである。<br />
ところで、今日のコース山を越えてスタートのちょうど反対側までやってきたのであった。I氏曰く「ここどこやねん！何でこんなとこに出て来るねん」といったようなことを叫んでいた気がする。スタートに戻るにはぐるーっと国道の峠道を迂回して、さらにスタートまでは激坂の登りが待っているのだった。僕ら四人は山を制覇したのもつかの間、その道をひた走り帰っていくのであった。</p>
]]></content:encoded>
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		<slash:comments>1</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>番外編 宇都宮山岳三連戦3</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/08/utunomiya03/</link>
		<comments>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/08/utunomiya03/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 25 Aug 2011 15:17:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[ROAD]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.mm-5000.com/index.php/2011/08/utunomiya03/</guid>
		<description><![CDATA[今日のルート いよいよ最終日。今日は榛名山、赤城山などどこかで聞いたことがある山を越えていく。今日のコースはいきなり長い下りから始まるので、昨日みたいに最初からギリギリにはならないと思っていたのであるが&#8230;。と &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/08/utunomiya03/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=b82f28547cdbba98762dcaa41aedfb3a&#038;h=200" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
いよいよ最終日。今日は榛名山、赤城山などどこかで聞いたことがある山を越えていく。今日のコースはいきなり長い下りから始まるので、昨日みたいに最初からギリギリにはならないと思っていたのであるが&#8230;。とにかく僕らは絶対完走するつもりで宿を出た。</p>
<p><span id="more-371"></span></p>
<div class="body_title">草津YH</div>
<p>今日のスタートは草津ユースホステル。僕らがスタートに着くころ、ちょうど5時スタートの人達が出発するころだった。三日目の6時スタートに集まっている人数はずいぶん少なかった。DNSも結構多いのだろう。<br/><br />
例の男女ベアの二人も同じ6時スタートだった。向こうも昨日は渋峠までは行けなかったらしい。<br/><br />
ブリーフィングではいつものようにルートの説明があり、いよいよスタートの時間になった。今日はウェーブスタートではなく一斉スタートだった。</p>
<div class="body_title">榛名山</div>
<p>草津を出てしばらく集団で坂を下る。10kmぐらい一気に下った後も、榛名山の登り口まで下りで、いいペースで走ることができた。<br />
榛名山は最初はそれほどきつくはない登りだった。何よりまだ気温も高くなくて登りやすかった。僕は今のうちに頑張って登ってしまえと先を急いだ。<br />
しかし、途中少し下ったかと思うときつい登り返しが待っていた。少し疲れてゆるゆると登っていると、M女史がたんたんとしたペダリングで追いついてきた。いつものことだが、ちょっと気を抜くと彼女はすぐ追いついてくる。こちらもひーこら言いながら、ほどなくして榛名山山頂に着いた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0963.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0966.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
山頂には湖がありその湖畔は少しの間だけ平地区間だった。景色が綺麗なので記念撮影しておいた。<br />
湖畔を過ぎるとすぐに道は下り始めた。道は広くて下りやすいが、この下りの途中に最初のPCがあるので、勢い余って通り過ぎないように警戒しながら下る。PCにはあっという間に着いた。</p>
<div class="body_title">灼熱の農道</div>
<p>最初のPCでは1時間以上は余裕ができた。この後少しは楽に進めるかと思ったが、そんなことはないと後ほど思い知るのであった。<br/><br />
PCを出るとやたらとアップダウンの多い農道地帯となった。空っ風街道という道らしいが、今日もいよいよ気温が上がり、そこは灼熱の農道となっていた。僕は暑さでへろへろになり、なかなかスピードが出なかった。しかし、そこに神が現れた！軽トラを洗うおじさんである。手にはなんと水がじゃぶじゃぶと出るホースを握っていた。<br/><br />
それを見つけたM女史は、</p>
<div class="people_message">「こっちこっち」</div>
<p>と僕を呼びよせた。僕らはおじさんにホースを借り、体中に水を浴びせた。ほんとに気持ちよくて、嬉しそうにしている僕らをみて、おじさんもニコニコしていた。<br/><br />
気をとりなおして、僕らは農道をグイグイと進んだ。そしていつのまにか道は第二の山、赤城山の登り口へとたどり着いたのであった。</p>
<div class="body_title">赤城山</div>
<p>赤城山の登り道。それはヒルクライムレースが開催されるような結構な斜度の登りだった。登り口に差し掛かった時点で時間は10時半。頂上が次のPCで、キューシートを見るとクローズは12時8分だった。<br/><br />
僕は頭の中でどれぐらいのペースで登らないといけないのか計算した。単純に計算すると約12kmの道を1時間半であった。平均時速8キロを切ると危ないということだった。<br/><br />
振り返るとM女史はいきなりのきつい坂で少し離れてしまっていた。とにかく僕が先に行けば彼女は意地でもついてくるはずなので、僕は細かいことは告げず必死で登り続けた。<br/><br />
平均斜度は7.5%と聞いていたが、実際には10%以上の坂が頻繁に出現し、その度にスピードは8km/hを切るのだった。とにかく全神経をペダルを回すことに集中した。坂がゆるくなったところは、さっきのスピードダウンを取り戻すべく足の動きを早めた。<br/><br />
調子は悪くなかった。ただこれをあと1時間以上続ける必要があった。ほんとにこれがキープできるかわからなかったが、とにかく自分を信じるしかなかった。<br/><br />
反対車線にはすでにヒルクライムを終え軽快に下ってくる自転車がいっぱいいた。ほんとにいっぱい下ってくる。下ってくる人がいる限り、頂上はまだまだということだった。<br/><br />
山の中腹あたり、反対側に休憩所があった。何人かの自転車乗りが休んでいた。ブルべの参加者がいたかどうかはわからなかったが、こんなところで休んだらアウトだった。そんなことを思いながら僕は上を向いて走った。<br/><br />
M女史の姿は見えなかった。ただなんとなく、いつものように足はつかずに登ってくるだろうという確信があった。<br/><br />
終盤にさしかかり、道はくねくねしたヘアピンカーブが続いた。ヘアピン地帯の下まで道が見えるようになり、そこに走り続けているM女史の姿を見ることができた。ここまでくればあとは大丈夫だと思った。<br/><br />
それからちょっと走ると、山頂のロッジらしき建物が見えた。あそこが山頂だ。そう思うと一気にスピードはあがった。僕はPCへと駆け込んだ。<br/><br />
残りの時間は15分ぐらいだった。最初のPCでは1時間以上は余裕があったのに、気がつけば今日もギリギリだった。<br/><br />
M女史はその後すぐに登ってきた。ちょうど12時を回るぐらいだった。この時、まさか時間がギリギリとは知らないM女史。スタッフからクローズ時間を聞いて絶叫していた。その声は少し離れた自販機に水を買いに行っていた僕の耳にまで届いた。<br/><br/><br />
赤城山の下りは、地元民も避けるような細い林道らしい。確かにブルべの参加者以外、単に練習で赤城山に登ってきた人達はUターンしてもと来た道を下っていくのであった。<br/><br />
しかし、時間はギリギリ。そんなにゆっくり下るわけにはいかなかった。<br/><br />
M女史にとって細い林道は水を得た魚のようで、あっという間に下って見えなくなってしまった。ぼくはこういう場所は苦手で少しゆっくり下っていったのであるが、結局更に遅い車に捕まり、その後を下っていくしかなかった。<br/><br />
下りきるとしばらくの間はまた農道が続いた。その農道を抜け国道へと出るはずなのだが、道を間違えたのかなぜか地面はダートに変わった。<br/><br />
こんなところにダートがあるとは聞いていない。しかし、一つ前の分岐の距離は合っているように思えた。そうして僕らはそのまま進んだ。ダートはすぐに終わり普通の道に戻ったのであるが、やはりそれはミスコースだった。僕らは人に道を聞きまくって、なんとか元の道に復帰した。</p>
<div class="body_title">最後のPC</div>
<p>国道に出てから最後のPCまでは登り基調のアップダウン路だった。時間はギリギリだったが、さっきの赤城山越えで相当お腹がすいていた。僕らはコンビニを見つけそこで補給をした。<br/><br />
ここで何か食べた方が結果的には早く走れる。そう思って僕はおにぎりを2個ほど買ったのであるが、焦るM女史は水とゼリーか何かを口に放りこむと、</p>
<div class="people_message">「遅いから先にいってる」</div>
<p>と言って先に出発したのだった。<br/><br />
ちょうど同じころ例の二人組もそのコンビニにたどり着いた。赤城山はクローズジャストで登りきったらしい。僕はおにぎりを食べきると、その二人に挨拶してM女史を追いかけた。<br/><br />
しっかり補給したおかげで結構なスピードで走ることができた。細かいアップダウンも下りの勢いで越えていくことができた。それにもかかわらずM女史にはなかなか追いつかなかった。彼女も相当ぶっ飛ばしているようだった。<br/><br />
しかし、ちょっと小高い丘に差し掛かると、そこでへろへろになっているいるM女史を見つけた。彼女はもう少し何か食べておけばよかったと後悔していた。<br/><br />
追いついてからは、少しスピードを落として次のPCまで彼女をひっばっていった。そうしてなんとか最後のPCにたどり着いたのであった。</p>
<div class="body_title">最後の峠</div>
<p>最後のPCはデイリーヤマザキだった。参加者が一人とスタッフがいた。小さな村なので、もうあまり食べ物は残っていなかった。かろうじてレンジで温めるご飯が残っていたのでそれを食べることにした。<br/><br />
PCにたどり着いた時は水を浴びたいぐらい暑かったが、ご飯を食べて休憩しているとずいぶん涼しくなってきた。僕らは今度は補給もしっかりとしてゴール目指して走りだした。例の二人はまだPCまで来ていなかったが、スタッフの情報によるともうすぐ来るということだった。<br/><br />
ゴールまではあとひと山あったが、その山は今までの峠は何だったのかと思うほどゆったりとした峠だった。道は日陰でヒグラシが鳴いていた。何だか登っていて気持ちよかった。<br/><br />
道は決してきつくなることはなく山頂と思われる分岐にたどりついた。まっすぐ行くと道はそのまま下っていくようだった。左を見ると、山頂かと思われたその場所からさらに登っていく激坂があった。地面もアスファルトではなくコンクリートっぽかった。<br/><br />
もちろんキューシートは左を差していた。宇都宮のコースはやはりこんなゆるゆるの峠で終わることはなかったのだ。これが最後。そう思って僕らはその道を登っていった。</p>
<div class="body_title">ゴールへ</div>
<p>最後にちょっと登った分、僕らは長い下りを下っていった。それは見晴らしもよくてダイナミックなくだりだった。結構なくだりで、これが反対に登っていたらかなりヤバかっただろう。<br/><br />
下りきったところには、とんでもなく大きな鳥居があった。僕らはそれをくぐり突き進んだ。<br/><br />
残りゴールまではほぼ平坦だった。しっかり食べたおかげで足はクルクルとまわった。いつしか道は昨日走った道になり、ついに戻ってきたぞという気分になった。<br/><br />
空が薄暗くなるころ、ついにゴールの建物が見えてきた。</p>
<div class="people_message">「あれがゴールだ」</div>
<p>そうして最後はかなりいいペースで僕らはゴールすることができたのであった。<br/><br/><br />
ゴールの建物の前に自転車を置き、スタッフのいる部屋へと歩く。そこは施設の一番奥の部屋だった。ドアを開けると、</p>
<div class="people_message">「おかえりなさい」「お疲れ様」</div>
<p>という声が響いた。それを聞くとやっと帰ってきたという実感がわいてきた。<br/><br />
それからは、３日間のコースの話で盛り上がった。M女史が赤城山の下りは最高によかったというと、そんなことを言う参加者はあなただけだとその場は笑の渦に包まれた。<br/><br />
しばらくして例の二人組が帰ってきた。彼らが最後の走者だった。今日のコース、かなりの参加者が赤城山でタイムアウトになったらしい。その赤城山をギリギリで登り切り、彼らはゴールしたのであった。<br/><br />
同じように男女ペアで走る彼らがゴールしたことはとても嬉しかった。</p>
<div class="body_title">エピローグ</div>
<p>ゴールでの話は尽きそうになかったが、ほどほどに切り上げ僕らは帰ることにした。<br/><br />
ゴールはまたしても森林公園から少し離れた場所で、僕らは車の場所までもどらなければならなかった。<br/><br />
どっちが森林公園かわからずにいたのだが、ちょうど二人組もそこへ戻るようなので、四人で走っていくことになった。そういえば、初日も同じように森林公園に戻っていたのを思い出した。偶然とはいえ不思議な気がした。<br/><br />
いろいろ話をしていると彼らは今年のPBPに行くらしい。男性の方は前回も参加していたようで、奇遇にもゴールの時刻はほとんど変わらなかった。もしかしてPBPのゴール、同じ列に並んでいたかもしれなかった。<br/><br />
女性の方は今回のPBPが初めてのようだった。今日みたいなコース、ギリギリになりながらも走りきったのだから、PBPもきっと大丈夫だろう。<br/><br />
彼女とメールアドレスを交換したM女史は、</p>
<div class="people_message">「来年は渋峠リベンジしよう」</div>
<p>と言っていた。<br/><br />
帰りの車の中、僕らはどうすれば渋峠を完走できるかを話していた。走っている間は、なんでこんな坂だらけなんだと愚痴を言っていたのに、すでに僕らは宇都宮ブルべ中毒者になっているようだった。<br/><br />
週末になるとまた峠三昧かもしれない。<br/><br/><br />
おわり</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>番外編 宇都宮山岳三連戦2</title>
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		<pubDate>Thu, 18 Aug 2011 13:11:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[ROAD]]></category>

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		<description><![CDATA[今日のルート 二日目の朝がやってきた。当初スタートは昨日ゴールしたロマンチック村にする予定だったらしいが、実際は昨日と同じ宇都宮森林公園だった。昨晩ロマンチック村で宿泊をした人たちも、もれなくゴルフ場の坂を登ってスタート &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/08/utunomiya02/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=c65d57c170707c727ea5e34e76a03274&#038;h=200" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
二日目の朝がやってきた。当初スタートは昨日ゴールしたロマンチック村にする予定だったらしいが、実際は昨日と同じ宇都宮森林公園だった。昨晩ロマンチック村で宿泊をした人たちも、もれなくゴルフ場の坂を登ってスタートまでいかねばならず、やはり何か仕組まれている気がしてならない。<br />
スタートに着くと、ちょうど先発の5時スタートの人たちが出発しているころだった。<br />
今日のコースはいきなり登りから始まる。60kmぐらいは登りばかりが続く。その登りだけでも凄いというのに、今日のゴールはあの国道最高地点の渋峠の山頂がゴールだった。ほんとにこんなコース走れるのだろうか？</p>
<p><span id="more-370"></span></p>
<div class="body_title">スタート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0957.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
昨日と同様にブリーフィングも終わり、スタートの時間になった。今日は森林公園内のジャパンカップのコースの登りから始まった。いきなりの激坂でジャパンカップってこんなコースを何周もするのかと思うと、逆に感心したりもした。地面には様々な選手の名前や応援メッセージが残ったままになっていた。僕らは既にヘロヘロになりながら、やっと公園内の道を抜けた。<br />
そこからしばらくは登り基調のまっすぐな道が続いた。踏切を越え、神社の傍を曲がり進んでいく。途中、あとからスタートした隊列を組んだ集団に抜かれていった。あれぐらい飛ばさないと、今日のコースは間に合わないかもと思いながらも僕らのペースは上がらなかった。</p>
<div class="body_title">峠の始まり</div>
<p>緩い登り基調の道が、突然キツイ登りに変わった。いよいよ本格的に登りが始まる。それはつづら折れの細い道でくねくねと先は見えずいつまで続くのだろうかと思った。思いのほかキツイ登りに他の参加者も四苦八苦しているようだった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0958.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
やっと登り切った頂上の少し向こうはとても見晴らしのいい場所だった。既にだいぶ登ったようだが、そこからはほんの少し下っただけで、まだまだ登り続けるはずであった。</p>
<div class="body_title">いろは坂</div>
<p>少し走るといろは坂の入口に着いてしまった。僕らは次に自販機があったら止まろうかとかいいながら進んでいた。しかしもはや自販機はしばらくなさそうなところまで進んでしまい、目の前にはこのいろは坂しかない事態に陥ってしまったのであった。まだ水は残っていた。僕らはしかたなくそのまま登っていくことにした。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0960.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
しかし、登り切るまで何もないかと思っていた矢先、ちょっと登った所にトイレのある休憩所があった。自販機こそなかったが、水道水があったのでそこで水を浴びた。他の参加者もみんなそこで水を浴びていた。<br />
気分を一新して僕らはいろは坂を登り続けた。いろは坂はヘアピンカーブが延々と続く坂で、カーブ番号と一緒に「い」「ろ」「は」とひらがなが書かれている。カーブのたびに「い」とか叫びながら走っていると、</p>
<div class="people_message">「これいつまで続くの？」</div>
<p>とM女史が聞いてきた。まさか「ん」まで続くとは思えないがどこまでだろうか。<br />
道路は二車線になっていて、車は結構なスピードで上がっていく。ツーリングのバイクも多く、かなりやかましい登りであった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0961.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
坂はそれほどきつくはなく、ペダルをくるくる回してわりとスイスイと登れた。途中展望台のようなところで少し写真を撮っていると、すぐにM女史も登ってきた。昨日見たあの男女ペアと一緒だった。僕もすぐあとを追いかけていった。<br />
結局いろは坂は「ん」までは続くことなく半分ぐらいで終わり、長いトンネルを抜けると湖畔沿いの道に出た。それは中禅寺湖だった。観光地でお土産屋さんなどがたくさんあった。僕らはその中から一軒のよろず屋を見つけ少し休憩した。</p>
<div class="body_title">金精峠</div>
<p>しばらくの間中禅寺湖畔の平坦な道が続いた。景色は最高にきれいだった。しかし、その景色をあまり堪能している時間もなく、僕らは少しスピードをあげ先を急いだ。というのもこの先には1800mぐらいまで登る大きな峠がある。それを超えなければ最初のPCにはたどり着くことはできない。<br />
そうこうしているうちに、道は登り坂へと変わっていく。金精峠への登りだ。ダイナミックに上の方まで登る道が見える。気温も上がり暑くなってきたが、僕らはその峠を黙々とのぼっていった。<br />
さっき見えた場所まで来ると、さらにまた上の方まで道が見えた。ほんとにいつまで続くのだろう、ほんと坂しかなかった。<br />
やっとのことでたどり着いた頂上はトンネルだった。そこにはスタッフが待ち構えていた。聞いてみるとどうやらシークレットPCのようだった。<br />
M女史もすぐに山頂まで登ってきた。スタッフは冷たい麦茶を差し出してくれた。めちゃくちゃ美味しくて生き返るようだった。<br />
ここから次のPCまでは30kmぐらいだが、時間は1時間ちょっとしかなかった。ほんとに間に合うのだろうか？スタッフが言うには、PCまでは下りなので1時間もかかることはないから大丈夫ということだった。僕らはチェックを受けるとすぐに走り出した。</p>
<div class="body_title">終わらない峠道</div>
<p>さっきの峠で腹ペコになりながらも、なんとかPCまでたどり着いた。確かに1時間はかからなかったが、PCのクローズまでは30分ぐらいしかなかった。</p>
<div class="people_message">「これ以上坂登ったら自転車嫌いになりそう」</div>
<p>そんなことを言う参加者もいた。それだけ登りばっかりだった。<br />
次のPCまでは少し市街地を走ったあと、やはり峠が待っていた。道の傍にはロックハート城まで何キロと書かれた看板がやたらたくさんあった。おそらくそこが頂上なのだろう。<br />
その峠は一番暑い時間にもかかわらず遮るものはなく、僕らはヘロヘロだった。しかし、ラッキーなことに湧き水をみつけ、僕らは水浴びすることができた。水はすぐに乾いてしまうけど、それでもずいぶんとリフレッシュになった。<br />
ロックハート城を通り過ぎるとやはり道は下りへと変わる。どうせまた登るんだから、下らなくてもいいのにと思った。しかし、道は明らかに余分に下っては登り返しの繰り返し。やっとのことで次のPCに着いたのだった。例の二人組も同じぐらいにPCにやってきた。お互い暑さにだいぶやられているようだった。<br />
そのPCも時間には間に合ったが、その先はかなり厳しかった。普通のブルべならPCに間に合うペースならゴールも間に合うはずであるが、今日ばかりは勝手が違っていた。ちょうどPCに後追いのスタッフが車でやってきた。聞いてみると試走の時ここから渋峠の頂上まで5時間かかったらしい。すでに時間は残り4時間ちょっとだった。半ば諦めそうにもなったが、二人組と渋峠行けるかなと話したりもしてとりあえず進めるだけ進むことにした。<br />
<br/><br />
そんな感じでイケイケで出発したのであるが、ここで痛恨のミスコース。下りの勢いで曲がるところを逃してしまったのである。少し迷いながらも元の道には戻ったが、10分ぐらいロスしてしまった。<br />
そのあとは草津まで下って、そこから渋峠の登りかと思いきや、草津までも峠を超えなければならないのであった。その峠は暮坂峠という。元気な時ならサクッと登れそうだが、そうでないとちょっと時間のかかる嫌な峠だった。この峠のおかげでどうも渋峠には間に合いそうになかった。あと渋峠だけならなんとかなりそうなのに、この峠は余分や！そんなことを話ながら二人で登った。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0962.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
やっとのことで頂上に着くと、この峠も意外に標高が高く1088mもあった。渋峠の前にこんな峠を用意するなんて、なんてコースだろうか？しかもそこからさらに下ればもう草津かと思いきや、やはり道は余分にくだり、草津までは微妙に長い登りが続いた。<br />
草津にたどり着いたのはもう6時をだいぶまわったころだった。リミットまでは1時間なかった。どう考えてもその時間では渋峠には間に合わなかった。残念ながら宇都宮の二日目、僕らはここでリタイヤすることにした。本部へ連絡を入れ、僕らは予約している旅館を探した。</p>
<div class="body_title">草津</div>
<p>草津は知る人ぞ知る温泉街。その日は何かお祭りをやっていたようだが、そんなことはそっちのけで僕らは宿を探した。<br />
草津の街中は激坂だらけであった。色んな人に宿の場所を聞き、その度にたらい回しに合い、激坂を押しては下りを繰り返す。3つ目の激坂を登った時、やっと目的の宿にたどり着いた。そこは民家の合間にあるちょっと地元の人の中でもマイナーそうな宿であった。しかし、ご主人はいい人で僕らはやっと落ち着くことができた。<br />
僕らは今日は完走できなかったけど、明日何が何でも完走するつもりだった。とにかく宿に着き用意をすませると、明日に向けて眠るのであった。<br />
時間は8時をまわっていた。今日渋峠を登りきった参加者の何人かは、まだ草津の街へ戻るべく暗闇のダウンヒルをしているかもしれなかった。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>番外編 宇都宮山岳三連戦1</title>
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		<pubDate>Wed, 10 Aug 2011 15:04:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[ROAD]]></category>

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		<description><![CDATA[プロローグ 標高1000m以上を４回も登るのが初日のコースであった 2011年7月16日。僕らは宇都宮にいた。この三連休を使って、毎日200kmのブルべが開催されるのだ。毎日200kmを走る生活は、あのアメリカの毎日を思 &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/08/utunomiya01/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">プロローグ</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=7e9ec4ce36f2c39c9ab0130127f3dae6&#038;h=200" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>標高1000m以上を４回も登るのが初日のコースであった</h6>
<p>2011年7月16日。僕らは宇都宮にいた。この三連休を使って、毎日200kmのブルべが開催されるのだ。毎日200kmを走る生活は、あのアメリカの毎日を思い出して少しワクワクとしたが、今回のブルべはただのブルべではなかった。山岳ブルべという名の通り毎日とんでもない山ばかりを走るのである。ルートプロフィールを見ると本当に走れるのだろうかと思った。走るだけならいいが、ブルべなので時間制限がある。ほんとにクローズに間に合うんだろうか？久々にそんな不安を抱きながら山岳三連戦は始まろうとしていた。</p>
<p><span id="more-369"></span></p>
<div class="body_title">スタート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0942.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
初日、僕らは5時前にホテルを出た。そして受付が始まる6時までに到着するようにスタート地点へと向かった。初日はスタートがふた班に分かれていて、僕らは早い方の7時スタートだった。早い方のスタートにしたのは明日までの時間をできるだけ長く取るための作戦であった。<br />
スタートに着くと既に多くの参加者が集まっていた。僕らは自転車の準備をして受付が始まるのを待った。<br />
午前6時10分、受付が始まる。今日は参加人数も多いということで5分間隔でのウェーブスタートとなる。いち早く受付に並んだ僕らは最初のスタートとなった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0943.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
しばらく他の参加者と話すなどして時間を潰しているとブリーフィングが始まった。今回のコース、土地勘も無い所であるにもかかわらず、市道、町道がとても多かった。気を抜くと簡単にミスコースしてしまいそうだ。だからブリーフィングのスタッフの話を注意して聞いていた。<br />
最初の峠を超えると次の登りは遮るものはなくて、あとは地獄しかありません。たしかそんな事をスタッフは言っていた気がする。いったいどんなコースなんだ？そんなことを思いながらブリーフィングも終わりいよいよスタートの時間をがやってきた。</p>
<div class="body_title">平坦区間</div>
<p>宇都宮森林公園から国道に出ると最初のPCまでは平坦な道が続いた。今日のコース、この平坦路でできるだけ時間を稼いでおく必要があった。後半は山しかなくて時間がかかりそうだからだ。とはいうものの三日間走るわけなので、足を使って無茶苦茶飛ばすわけにもいかなかった。僕らはほどほどに貯金ができるようなスピードで最初のPCを目指した。<br />
まっすぐな道で後ろを向くと、10台ぐらいの集団が追いついてきた。明らかに僕らより後のウェーブでスタートした人達のようだった。彼らは車通りの少ない道になると僕らを追い抜いていった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0945.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
PC1までで既に何度かミスコースしそうになりながら、それほどのロスはなく僕らはPCにたどりついた。先ほど抜いていった集団の何人かはまだPCにいた。僕らは休憩もほとんどなく、とりあえず何かを食べてPCを後にした。<br />
PCを出てしばらくも平地区間であったが、キューシートは細かくてミスコース注意ポイントが続いた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0946.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>目印の石碑前にて。横から見るとペラペラでモノリスのようだった</h6>
<p>なんとかミスコースもなく、平地区間を抜けるといよいよ山岳地帯が始まるのであった。</p>
<div class="body_title">最初の峠</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0949.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
PCを出るとすぐに最初の峠への登りが始まった。ゆるゆるくねくねと登りが延々と続いた。集団だった参加者もここはそれぞれのペースで登っていた。既に気温も暑く、自販機へ駆け寄る参加者もいた。<br />
ここの登りはまだ日陰が多かったので助かった。それでも暑くてオーバーヒートしないようにゆっくり登っていたら、後ろからM女史が淡々と登ってきた。そんな感じで追いつ追われつ走り、やっとのことで頂上に着くと、何人か他の参加者がいた。</p>
<div class="people_message">「ここが第一のピークですよ」</div>
<p>と言っていたので、ついに今日のコースの一つ目の峠を制覇したのかと思っていたが、道はちょっと先のカーブまで下ったかと思うと再び登り始めたのだった。つまり、さっきの人が言いたかったのは登り返しがあるよってことだったのだ。<br />
再び僕らはゆるゆると坂を登り、しばらくしてほんとの頂上にたどり着いた。後はしばらく下りで、僕らは一気に下っていった。途中、道の傍に湧き水があったようで、参加者が何人か水を浴びていたようだった。僕らも止まればよかったと思ったのであるが、下りの勢いで既に戻るには面倒なぐらい下り切ってしまったのだった。結局、僕らは下までそのまま下っていった。</p>
<div class="body_title">地獄の折り返し</div>
<p>下り切った所で次に待っているのは当然登りだった。約8kmぐらいを登りきったところが行き止まりで、そこが折り返しのPCになっていた。普通のブルべならわざわざ行き止まりの登りなんかはコースに組み入れたりしないと思うが、今日のコースは山岳ブルべ。こういったのは普通で、スタッフにいわせればまだまだ序の口なのかもしれなかった。<br />
登りの手前にはコンビニがあった。そこで僕らは水の補強などしてが、ほとんど休みもないままにその地獄の登りへと向かっていった。<br />
登りはときおり斜度がきつい部分もあったが、全般的にはゆったりとした登りだった。ただ、最初にスタッフが言っていた通りそこには遮るものはなく、まさに灼熱の登りであった。登りながらさっきの下りの湧き水で水浴びをしておけばよかったと何度も思った。この峠には湧き水はないのだろうかと先を見渡したが、目の前に見えるのはどこまでもくねくねと続くガードレールだけだった。<br />
折り返しに近づくにつれて何人かの参加者とすれ違うようになった。もうすぐですよとか頑張れとか励まされながら登ると、やっと折り返しの行き止まりにたどり着いた。<br />
この暑い中、タンクに入れた水を用意してスタッフが待機していた。ブルべカードを出すと共に僕は水をもらい頭から水をかぶった。暑さで朦朧としかかっていたのがなんとかスッキリした。<br />
M女史はまだ坂を登っていた。ガードレールのくねくねのところでちょっと下にいるのが見えたので少し待てば登ってくるはずであったが、なかなか登ってくる気配がなかった。<br />
しばらくしてやっと登ってきたM女史。しかし、自転車を押して歩いてきたのだった。あまりの暑さに途中で脚が攣ってしまったのだ。</p>
<div class="people_message">「私無理かも」</div>
<p>久々に泣きが入ったM女史であった。まだまだ初日の半分でほんとに三日も走りきれるのだろうかという思いでいっぱいになった。しかしPCでチェックを受け水をもらい少し休憩すると、なんとか自転車には乗れるようになったので、とりあえず今登ってきた道を下っていくことにした。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0951.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>下りの途中見晴らしのいいところで気分転換に記念撮影</h6>
<div class="body_title">最後の登りへ</div>
<p>折り返しの下りはあっという間だった。8時スタートの参加者もいっぱい登ってきていて、僕らは声をかけながら下っていった。<br />
下り切ったところでさっきも立ち寄ったコンビニに戻ってきた。今日はまともなものはまだ何ひとつ口にしていなかったが、流石にこのまま走り続けるのは厳しいと思い、少しそこでご飯を食べることにした。今の下りで少しは貯金ができたので、他にも休憩をしている参加者が数人いた。コンビニの傍では、子供がビニールのプールで水浴びをしていた。僕らも中に入れて欲しい気分だった。<br />
今日の登りは残すところあと二つだった。那須高原を抜ける有料道路と大笹牧場までの登りだ。コマ図には牧場は5時前には閉園すると書いてあった。現在の時刻は２時過ぎ。牧場までは50kmの距離があった。今の調子ではおそらく僕らがたどり着くころには牧場は閉まっているだろうなと思った。<br />
ご飯を食べ終えると僕らはすぐにコンビニを出発した。きつくはないが十数km続く登りをゆるゆると登っていく。M女史はさっき脚が攣ったばかりなので、急がずかといってタイムアウトにはならないほどほどのペースで登っていった。<br />
登っていくと雨がパラパラと降りだした。灼熱だった気温が一気に下がり涼しくなった。それにここの登りは少し日陰もあった。そのおかげでM女史は再び脚が攣るようなこともなく登っていくことができた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0953.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>もみじライン頂上付近</h6>
<p>有料道路はいつしか下りだし、下りきったかと思うとすぐに次の登りが始まった。今度の登りもゆるゆるとした登りで気温もずいぶん下がり走りやすかった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0954.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
大笹牧場と書かれた看板のある交差点を曲がると、頂上まではあと少しだった。<br />
しばらくすると牧場が見えた。牛とかはいなかったが、そこはやはり日光。案の定猿だらけであった。頂上は最後のPCで、スタッフが出迎えてくれた。</p>
<div class="people_message">「今ならまだソフトクリームが買えますよ。あっちには湧き水もありますよ」</div>
<p>時間は5時半になろうかというぐらいだったが、ラッキーなことに牧場のショップは少し遅くまで開いていたようだった。僕らは湧き水に駆け寄り喉の渇きを癒すと、すぐにソフトクリームを買いにいった。それは甘くて冷たくてとても美味しかった。</p>
<div class="body_title">ゴールへ</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMGP0956.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
最後のPCでチェックを受ける。残りの道は下りだけで何もなければ無事ゴールできそうだった。僕らは最後の下りを下っていった。</p>
<div class="people_message">「今日はあかんかと思った」</div>
<p>よく彼女はそういうけど、いつもしぶとく最後まで走り切るのだった。<br />
しかし、今日はまだ初日だった。問題は明日である。おそらく三日間の中で一番難易度が高いのが明日だろう。今日みたいな調子で大丈夫だろうか？そんなことを考えながら、ゴールへ向けて走っていた。<br />
前の方に何人か参加者が走っているのが見えた。それを追いかけながら走っていると、ゴールの建物が見えてきた。</p>
<div class="people_message">「あれがゴールだよ」</div>
<p>そういって僕らはゴールへと駆け込んだ。<br />
なんとか一日目の走りを終え、無事ゴールできた。時間は12時間ちょっと。悪くはないペースだった。スタッフにチェックをしてもらい、一日目は終了した。</p>
<div class="body_title">ゴールのあと</div>
<p>今日のゴールはスタートから5〜6km離れたところで、スタートに車を置いた僕らはスタートに戻らなければならなかった。他にも同じぐらいにスタートに戻る2人の参加者がいた。その人達も男女のペアで走っているようだった。その時は軽く挨拶をするぐらいで話をすることは無かったけれど、走るペースが似ているのかこの三日間よく遭遇することになるのだった。<br />
スタートに戻る道にはゴルフ場があり、そこへ登る坂は短いが結構な斜度だった。宇都宮のゴールは普段はこの坂を登ってゴールになるらしい。今日はゴールの場所は変えてあるのにやっぱりこの坂を登ることになるのは、何か仕組まれているのではないだろうか？そんなことを考えながら走っているとやっと車を置いてある所にたどり着いた。<br />
ほんとに暑い一日が終わった。明日もこんなに暑いのだろうか？明日は更に過酷なコースが待っている。僕らは食事をパパッと済ませると、ホテルに戻り眠りにつくのであった。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>エピローグ</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/05/usa_post_1/</link>
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		<pubDate>Sat, 28 May 2011 10:06:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.mm-5000.com/index.php/2011/05/usa_post_1/</guid>
		<description><![CDATA[ニューヨークで最後に食べたアイス。ほんとにアメリカのアイスって・・・ 次の日、僕らは思う存分寝坊をすることができた。もう朝の暗い内に起きる必要も無かった。 それから、ホテルのモーニングを食べた。久々にまともな時間にまとも &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/05/usa_post_1/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0500.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>ニューヨークで最後に食べたアイス。ほんとにアメリカのアイスって・・・</h6>
<p>次の日、僕らは思う存分寝坊をすることができた。もう朝の暗い内に起きる必要も無かった。<br />
それから、ホテルのモーニングを食べた。久々にまともな時間にまともな朝ごはんが食べられる。こんなささいなことに幸せを感じずにいられなかった。</p>
<p><span id="more-367"></span><br />
サンフランシスコからニューヨークまで、元々4850kmぐらいの予定が最終的には5122kmになった。これは砂漠での160kmに及ぶ大ロストと（この時はラスベガスへと向かっていた）、最終日160kmのはずが結局205kmも走ったのが主な原因である。他にも毎日ちょっとづつ道に迷ったり、回り道させられたりで結局5000kmは超えてしまった。まさにブログのタイトル通りになってしまった。<br />
5000kmも走ると毎日いろんな人に会う。みんな親切でいっぱい助けてもらった。そのひとりひとりにエピソードがあって、それらは忘れられない思い出になった。<br />
まだアメリカの道やモーテルがどんな感じかもわからない最初の6日間、マイクにサポートしてもらった日々はこのアメリカ横断で一番濃い毎日だった。こんなんでほんとに僕らは横断できるんだろうかと思い知らされる毎日だったけど、マイクのサポートで何とか乗り切ることができた。<br />
彼がいたからアメリカ横断を達成する事ができたのは間違いない。彼と別れた後だって、あのサポートを無駄にはできないという思いが僕らの背中を押してくれていた。<br />
三人で見た砂漠の星空は最高だった。巨大なクレーターの真ん中で野宿したのも忘れられない思い出である。<br />
ハムサンド、パンケーキ、白いセダン。思い出すと懐かしいことばかりだ。<br />
アメリカの道は本当に真っ直ぐだった。ほんとに嫌というほど真っ直ぐだった。そして、アメリカはどこも自然でいっぱいだったと思う。広大な大地は人が住む場所以外はその真っ直ぐな道だけがあった。<br />
動物もいっぱい見た。それこそニューヨークの直前にだって動物を見る事ができた。(その死骸も最後の最後まで頻繁にあって、慣れてしまうほど&#8230;)<br />
人々は大都市を除いて森や湖のある場所、そこに寄りそって暮らしているように思えた。そんな街の店に入るとどこも暖かく迎えてくれて、街の人々はみんな知り合いなんじゃないかというように思えた。特に西の方ほどそんな感じで、僕らは遠くに見える森を目指してあそこまで行くと街があるんじゃないか、何とかなるんじゃないかと思いながら走っていた。(ほんとに木しか生えてない場所もいっぱいあったわけだが&#8230;)<br />
一番の事件は、やはりイリノイでの追突事故。後ろでバキッという音がした時は本当に怖かった。当てられた本人はもっと怖かったと思う。慌てて駆け寄ってM女史の返事があった時は本当に良かったと思った。<br />
その後は救急車に乗ったり、救命センターに行ったり、何だかアメリカのよくあるドラマの中に入ったようだった。<br />
そんないろんな事を乗り越えニューヨークに着いた僕らは、翌日自由の女神に会いに行った。ほんとは自転車ごと目の前まで行きたかったけど、それは無理だった。セキュリティが厳しくて、カバン一つぐらいしか持ち込むことができないぐらいだったのだ。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0488.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
自由の女神がいるリバティアイランドへは大きな遊覧船で渡る。船の上は観光客でいっぱいだった。最初は遠くで小さかった自由の女神が、近付くほどに段々と大きくなって行った。それは想像していたよりもかなり大きかった。今まで苦労をしてきた分だけより大きく見えたのだと思う。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0489.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
いよいよ船はリバティアイランドへと到着した。僕らは自由の女神の正面へと歩いていった。自由の女神は凛としてそこに立っていた。見上げると首が痛いくらい大きかった。<br />
僕らはしばらく女神を見ていた。ニューヨークまでたどり着けないのではないかと思ったこともあった。思い通りに進めず予定も伸びてしまった。でも決してあきらめることはなかった。だから僕らはこうしてここにいるのだ。<br />
しかしやっとゴールしたというのに、僕の心は感動だけで満たされていたわけではなかった。なんというか、今回の出来事を超えるような感動はもうしばらく無いんじゃないかという淋しさが少なからず心を支配していた。それに200kmを走る毎日は苦しいこともあったけど、それ以上に楽しくて仕方のない日々だった。だから最後はゴールが近付いているのに、あともう少しだけ走っていたい。そんな心境だった。<br />
でもそれはわがままな願いで、そんなことを思っていては罰があたると思う。ここまでたどり着けたのは運もあったからで、僕らはゴールできたことに感謝しなければならなかった。<br />
こうして僕らのアメリカ横断は終わった。しばらくは何か目標とするものはみつかりそうにないけれど、自転車に乗っていろんな景色を見ながら走るのはやっぱり最高の気分だ。だから、まだまだ走り続けたいと思う。いつの日かまたどこかすばらしい場所に行きたくなる日まで。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>Last Day ニューヨーク</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/05/day26/</link>
		<comments>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/05/day26/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 02 May 2011 14:27:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.mm-5000.com/index.php/2011/05/day26/</guid>
		<description><![CDATA[今日のルート 昨日は190kmを走ってフィラデルフィアに着くことができた。残りの距離は160kmだ。今日目指すのはもちろんニューヨーク。自由の女神が見える公園が今日のゴールだ。 最後の朝 最後の朝もいつものように朝4時に &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/05/day26/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=0e8d7b79810951d7ad187725e7bf550d&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
昨日は190kmを走ってフィラデルフィアに着くことができた。残りの距離は160kmだ。今日目指すのはもちろんニューヨーク。自由の女神が見える公園が今日のゴールだ。</p>
<p><span id="more-366"></span></p>
<div class="body_title">最後の朝</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0466.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
最後の朝もいつものように朝4時にホテルを出ようとした。しかし、都会のホテルのせいかセキュリティが厳しくチェックアウトにいつもより時間がかかってしまった。早く走りたくて僕らはやきもきとした。<br />
ホテルを飛び出すと、僕らは真っ暗なフィラデルフィアの街の中を駆け抜けた。ほんの10分も走るとニュージャージー州へと渡る橋に着いた。ところがそこで思いもよらないことが起きたのである。</p>
<div class="body_title">ベンジャミンフランクリンブリッジ</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0467.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らはニュージャージーに渡る大きな橋の前に来て愕然とした。なんとその橋のバイクレーンは門により固く閉ざされていたのである。そこには6時までこの門は開かないと書いてあった。<br />
せっかく早く起きたというのに、その足止めはあんまりだった。他の道を探そうにも、迷う確率が高くて余計に時間がかかるだろう。僕らに残された選択肢はここで門が開くまでまつことだけだった。しかたなく橋のたもとで、僕らはしゃがみこんで時間を潰した。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0468.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
さっきまで暗かった空は段々と明るくなってきた。僕はぼーっと橋の向かい側を見ていた。向こうの方から颯爽と誰かが走ってきた。毎日この辺りを走ってトレーニングしてる人なのだろうな。それぐらいに思っていたら、その人は橋に向かってペースも落とさずに突っ込んできたのである。どこからともなく現れた警官が鍵を開けて門を開いた。その人はそのまま反対側のバイクレーンを駆け抜けて行った。</p>
<div class="people_message">「ほら！向こう側が開いたよ！」</div>
<p>僕はしゃがんで下を向いていたM女史にそう言った。時間は5時半だった。僕らは道の反対側に周り、やっと開いた門をくぐった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0470.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
待たされたがおかげで橋の上では綺麗な朝焼けが見れた。その朝焼けと街に残った灯りがマッチして最高の景色だった。<br />
そうして僕らはやっと次の州、ニュージャージーへと入ったのである。</p>
<div class="body_title">ニュージャージー</div>
<p>ニュージャージーに入った直後、いきなり僕らは道を間違えた。橋を降りて太い幹線道路を真っ直ぐに行けばいいと思っていたら、何故か道はどんどん南へ行く。僕らが向かうのは北の方だ。戻らなければ！<br />
僕らはショッピングセンターの駐車場など道無き道も進んでとにかく北を目指した。かなり入り組んだ高架橋なども走り、程なくして正しい道に戻ることができた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0474.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
その道は閑静な住宅街だった。綺麗な並木道で車も少なく走りやすかった。どの家の庭も芝生は綺麗に手入れされていた。今まで家の住人が庭を草刈り機で走り回っている光景を何度も見てきたことを思い出した。<br />
その住宅街を抜けた次の曲り角。そこを曲がると道はとても広くてまっすぐなきれいな道だった。車も少なくてその道沿いにはほとんど何もなく、たまに店がポツリとあるぐらいだった。そんな道を走っていると車の窓を開けて僕らに向かってガッツポーズをしてくれた人がいた。なんとなく</p>
<div class="people_message">「よくここまでがんばったな、あと少しだぜ」</div>
<p>と励ましてくれているような気がした。<br />
僕らはそろそろお腹がすいてきたので、次に何か見つけたら何でもいいから入っておこうと話をしていた。そうしてたどり着いた最初の店はなぜか肉屋だった。僕らは中に入ってみた。日本だと肉屋さんではよくコロッケが売っていたりするが、アメリカではハンバーガーが売っていた。僕らはハンバーガーを食べた。鉄板で焼いた焼きたての肉を挟んだそのハンバーガーはなかなかにおいしかった。<br />
ついでにニュージャージーの地図が売っていたので買っておいた。今までも州が変わるたびに地図を買ってきたがこれで何枚目だろうか？<br />
そこからしばらく走って、なぜかT字路にたどり着いた。そんなところにT字路があるはずはなく、そこで僕らはまたしても道を間違えていたこと気がついたのである。僕らは先ほど買った地図を早速広げてみた。一体ここはどこなのだろう。<br />
そしたら近所を散歩していたおじさんが親切に道を教えてくれた。どうも微妙に向きが違う道を20kmほど進んでしまったようで、本来の道から20km以上は離れているようだった。既に手元のコマ地図は役に立たず、僕らはその州地図を頼りに向きを合わせて北へ向かう道を進んでいった。<br />
元のルートまでの道も真っ直ぐではなかった。やっと元に戻ったと思ったころには30kmも余分に走ってしまったのである。随分な距離をロストしてしまった。ニューヨークは確かにすぐそこのはずがなかなかたどり着けなかった。いつになったらゴールまで行けるのだろうか。時間はもうお昼過ぎになっていた。</p>
<div class="body_title">海だ！</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0475.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
そこからしばらくかなり車の多い道を走った。そして道は橋に差し掛かった。橋の左手は川だった。しかし右側。それは川ではなく海だった。大西洋だ！</p>
<div class="people_message">「海だよ、海！」</div>
<p>ついに僕らは西海岸をスタートして、反対側の海までたどり着いたのだ。ゴールまではあと少し。ほんとにあと少しだと思い、僕らは再び走りだした。</p>
<div class="body_title">ニュージャージー中心街</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0477.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
橋を渡ると途端に景色は都会になってきた。車も多いうえマナーの悪い車も増えてきた。そんな中を僕らはひたすら走った。<br />
ニュージャージーの中心街になると、道も入り組んでいてなかなか思った道に出なかったりした。出歩いている人も段々と多くなってきた。<br />
そんな街の中、黒人の少年が乗ったマウンテンバイクが勢いよくM女史の横を追い抜いて行った。どうやらカマをかけられたようで、今日はM女史がそいつを追いかけて行った。しばらく一緒に走っていたが、行き先が違うところで手を振って別れた。<br />
昼間は活気もあるこの街も、どことなく殺伐とした感じがあり、夜中に近付くとマズそうな雰囲気がひしひしと感じられた。<br />
最後の公園に行くには橋を渡らなければならなかった。しかし、その橋がなかなか見つからなかった。やっと見つけたと思って渡った橋は、何もない倉庫地帯にでた。ただただ数台のトラックだけが走る閑散とした場所だった。<br />
僕らは再び街の方へ戻り道を探した。そしてやっと橋へと続く道を見つけたのだった。それはさっきこっちかなと思いながらも選ばなかった道だった。</p>
<div class="body_title">恐怖の橋</div>
<div class="people_message">「馬鹿野郎」</div>
<p>僕らはそんな罵声を浴びせられながら公園へと続く橋に向かう道を走っていた。上を見上げるとハイウェイがあり、こっちの下道は車は少ないだろうとふんでいたのであるが、しかしそこはトレーラーと車が途切れることなく走りまくっている三車線の道路だった。<br />
僕らは道路の路側帯で一旦立ち止まった。目の前には大きな橋があったが、側道はなく自転車で走るのにはどう考えてもそぐわないように思えた。しかしここまで来たが最後、車が多すぎて戻る事もままならない。僕らは橋を渡るしかなかった。どの道そこを行かなければゴールにはたどり着けないのだ。<br />
M女史は先頭をきってその橋に決死の覚悟で突っ込んでいった。こんなにも車が走る中、真後ろから車が来るのがまだ怖かったのだ。僕はすぐ後ろをついて行った。<br />
何台もの車がかすめるように追い抜いていく。そして気がつくと後ろには大きなトレーラーが迫っていた。</p>
<div class="people_message">「とにかく真っ直ぐ走れ。真っ直ぐ！」</div>
<p>僕はそう叫んで必死に進んだ。先の方に橋の終わりが見えた。あそこまでたどり着かせて下さい。それは祈るような思いだった。<br />
何とか橋を渡り切ってホッとしたのもつかの間、そんな橋がもうひとつあったことに僕らは愕然とした。僕らは再度死ぬような思いで橋を駆け抜けた。橋を渡り終えた頃には、精も根も尽き果てたようになってしまった。もう二度とこんな橋は渡りたくなかった。</p>
<div class="body_title">リバティステートパーク</div>
<p>橋を渡ると、あとは道は真っ直ぐだった。すぐ先に公園の緑が見えた。流石に公園まではもう迷うことはなかった。<br />
公園からは自由の女神を見る事ができるフェリーが出ているはずだった。自由の女神を見ながらマンハッタン島へと渡るのだ。僕らはそのフェリー乗り場を探した。<br />
公園の先にフェリー乗り場らしき場所があった。僕らはそこを目指した。早く自由の女神が見たかった。<br />
しかし、公園にたどり着くのが遅過ぎたようだった。時間は6時をまわっていた。既にそのフェリー乗り場は閉まっていたのだった。フェリーの船員らしい人に聞いても、「今日は終わったんだ、あっちへ行け」と言わんばかりに追い返されただけだった。<br />
僕らは路頭に迷ってしまった。せっかくここまで来たのに船に乗れないなんてあんまりだと思った。しかもマンハッタン島に行く方法も全く見当がつかなかった。ふと、さっきの恐怖の橋を戻って別の道を探さなければならないのかという考えが頭をよぎったが、それだけは絶対に嫌だった。<br />
僕らは他にもこの公園に何かあるはずと思い、その公園の中をまわってみた。すると向こうの方で小さな船から数人の人が降りて来るのがみえたのである。僕らは、もしやと思いその船に近付いてみた。<br />
僕はちょうどその船をおりて来たばかりの女性にこの船が何なのか聞いてみた。その女性は親切にこれはマンハッタン島へ行く渡し舟だと説明してくれた。チケットは中で買えばいい事も教えてくれた。<br />
そんなやり取りをみていた船員が、お前たち早く乗りなと言ってくれた。船はすぐに出るらしかった。</p>
<div class="body_title">ニューヨーク</div>
<p>僕らは船に乗り込んだ。それと同時に心底ホッとした。やっと、やっとたどり着くことができた。いろんなことがあり過ぎてほんとに長い道のりだった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0483.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0484.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0481.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
船は心地の良い風と共にマンハッタンへと向かっていた。船から体を乗り出しながら周りを見ていると、船員が上のデッキへ行きなよと勧めてくれた。デッキからはニューヨークの景色を一望する事ができた。マンハッタンに建ち並ぶビルは夕日の光を受けて橙色に輝いていた。ほんとに綺麗でそれは最高の瞬間だった。振り返ると自由の女神が立っているのが見えた。<br />
僕らはお互いの顔を見た。二人とも涙でいっぱいだった。<br />
夕焼け空を背に船はマンハッタン島へと向かっていった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0479.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>Day25 フィラデルフィア</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day25/</link>
		<comments>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day25/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 24 Apr 2011 13:36:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

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		<description><![CDATA[今日のルート 残り距離は350km。今日はなんとしてでも190kmは走らなければならない。僕らはこの横断中、おおいに景色や人とのふれ合いを楽しんできたが、特に観光などはせずひたすら東へと走ってきた。しかし、今日は少しだけ &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day25/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=56c88c1b8cce3526119bae3f40779b2d&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
残り距離は350km。今日はなんとしてでも190kmは走らなければならない。僕らはこの横断中、おおいに景色や人とのふれ合いを楽しんできたが、特に観光などはせずひたすら東へと走ってきた。しかし、今日は少しだけ立ち寄る場所があるのだ。<br />
それはゴールのフィラデルフィアのとある場所。その場所を目指して今日もスタートする。</p>
<p><span id="more-365"></span></p>
<div class="body_title">朝</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0432.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
今日も朝4時過ぎにスタートした。道はもうほとんど平坦だった。どちらかというと下りの方が多くて走りやすかった。<br />
とにかく30号線を走ればゴールに着くはずで、僕らはひたすらに走った。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0434.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>左にちらっと見えるのが自転車屋さん</h6>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0436.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
飛行場の横を通り過ぎ、自転車屋さんの前も通り過ぎた。明るくなってたどり着いたガスステーションの朝日は久々にまぶしかった。このままいい天気で最後まで走れるといいなと思った。</p>
<div class="body_title">大きな川</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0440.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0441.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
どんどん東へと走っていると、道の先に大きな建造物が見えた。それは大きな川に架かる橋がちょうど横から見えているのだった。道は大きくカーブして僕らはその橋のたもとにたどり着いた。<br />
今までも幾つもの川を渡って来たが、その川は今までで一番大きかった。僕らは橋の上で少し足を止め、しばらくその川の流れを見ていた。</p>
<div class="body_title">鬼コギトライアル</div>
<p>橋を超えてしばらく走ると、とある街にたどり着いた。ふと横を見るとトライアルバイクに乗った青年が道の反対側を走っていた。そいつはかなりのケイデンスでペダルを漕いでいた。そして僕らを追い抜いていった。<br />
僕は「よーし」と思い、ちょっと頑張ってもう一度そいつの横に並んでみた。そしてゆるい登りで少し前に出でみたのである。向こうは、まさか荷物を積んだ自転車が追いかけてくるとは思わなかったのだろうか？明らかに意識して、さっきとは比べ物にならない足の早さでピューっと前の方に行ってしまった。<br />
僕も頑張って追いかけたのだが、そいつは路地の方に曲がっていってしまった。残念ながらその鬼コギのトライアルバイクに勝ち逃げされてしまったのである。<br />
僕は荷物さえなければ、と思いながら足はヘトヘトであった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0442.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>路地へと逃げていったトライアルバイク</h6>
<div class="body_title">ハイウェイ</div>
<p>道をしばらく走っていると分かれ道があった。どちらも30号線の標識があったので、僕らは本線と思われる方へと進んだ。そっちの道は少し街中から離れ景色は殺風景だった。<br />
実はその道はハイウェイだった。自転車は走ってはいけないハイウェイだったらしく、しばらくして僕らはまたもやパトカーにサイレンを鳴らされたのであった。<br />
今度の保安官はカンザスの時とは違い少し怖かった。罰金でも取られそうな勢いに感じられたが、幸いハイウェイの出口は目の前だったので僕らは直ぐに外へ出ることで許してもらうことができた。<br />
僕らは仕方なく今まで走っていたハイウェイと平行に走る道へ移動した。結果的にはそっちの方がいろいろと景色が変わって、走っていて楽しかった。そんな面白くない道はやめて、こっちを走りなよ。なんとなくそんな不思議な力が働いた気がした。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0443.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>ハイウェイを降りたところはきれいな街だった。</h6>
<div class="body_title">お尻の話</div>
<p>突然であるが、お尻の話。よく何百キロも走るとお尻はいたくないのかと聞かれる。もちろん痛いことは痛い。しかし今回の場合お尻よりも日焼け、特に唇の方が痛かったかもしれない。<br />
さて、既に今日で4800kmもの距離を走って僕のお尻はどうなってしまったのか？実は何も感じなくなってしまったのである。<br />
最初の10日間ぐらい、ロッキー山脈を超えるぐらいまでは擦れたりもして痛かった。次の10日間、コロラドの大平原を走るあたりからは痒くてたまらなかった。日本のように湿度が高いともっと蒸れてひどいことになりそうだが、アメリカはカラッとしていて擦れていた部分が治りかけて痒いのである。そして最後の数日、ペンシルベニアの激坂地帯を抜けるとついに痛みは感じなくなったのである。僕はついに鉄のお尻を手に入れたのだ。もうどれだけ自転車に乗っても痛くなかった。</p>
<div class="body_title">自転車屋さん</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0446.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
もうほとんどフィラデルティアの近くだというところで、僕らは自転車屋さんを見つけた。お昼過ぎで店も開いているようだったので、僕らはフロアポンプを借りることにした。ところが店の人が持ってきたフロアポンプはどうも具合が悪かった。なぜかM女史のタイヤの空気はどんどん抜けていくのであった。まさか自転車さんで空気を抜かれるなんて！店の人は仕方ないなぁという感じで明らかに売り物と思われる新品のフロアポンプで空気を入れてくれた。タイヤの空気はなんとか適正空気圧になったのであった。</p>
<div class="body_title">フィラデルフィア</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0448.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
今日走っている道は、もうほとんど街と街の間が途切れないぐらいだった。華やかな場所かと思えばダウンタウンになったりを繰り返しながら、いよいよフィラデルフィアに近付いていくのがわかった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0451.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
路面電車が走っている場所まで来ると、もうそこはフィラデルフィアの市内だった。街の壁には落書きのような物も多いが、中にはアーティスティックな物もあった。<br />
車がいよいよ多くなってきた。M女史はあのイリノイの事故以来、本当に車に対する恐怖と戦っていたが、この辺りになってようやくそれを克服しつつあった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0454.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
遠くにビルの立ち並ぶ中心街が見えた。そこは今日のゴール。ついに僕らはここまでやってきたのだった。</p>
<div class="body_title">フィラデルフィア美術館</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0456.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らが今日立ち寄りたかった場所。それはフィラデルフィア美術館だった。<br />
そう、ここはかの有名な映画ロッキーに出でくるあの場所である。僕らはここに立ち寄るためにペンシルベニア州の真ん中を抜けてきたのだった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0458.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らは目の前の大階段の上まで上がった。あの映画で見た景色が目の前に広がった。まさにそこはロッキー・バルボアが階段を駆け上がり、両手を上げたあの場所だった。<br />
今日は朝から「バルボアに会いに行くぞ」が僕らの合言葉だった。ペンシルベニアは厳しかったが、走ってきて良かった。本当にそう思った。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0460.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="body_title">ホテル探し</div>
<p>今日は予定通り190kmを走った。今日はこの街で泊まることにする。<br />
あまりに高級なホテルが多くモーテルはなく、ホテル探しには苦労した。自転車のジャージ姿では丁良く断られたりもした。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0464.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>横断歩道の向こうから歩いてきたのは？</h6>
<p>たまたま遭遇した観光案内員に聞いたホテルに行きやっと寝床を確保できた。時間は6時前だった。観光地料金なのかモーテルの三倍ぐらいの値段だった。</p>
<div class="body_title">イタリアンレストラン</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0465.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
その夜、僕らが晩ご飯に選んだ店はイタリアンレストランだった。そこは道に面したオープンテラスになっていて、フィラデルフィアの街並み、行き交う人々を見ながら晩ご飯を食べることができた。僕らはパスタを食べながら話をした。話したことはもちろん明日の目的地ニューヨークのことだった。今日もがんばって距離を伸ばせたおかげで、残りの距離はもうあと160kmだけだった。明日は山やアップダウンなんか一切ない。海抜数mの平坦路を走るだけ。いつものように朝４時ごろに出れば昼過ぎにはつけそうだった。<br />
ランドリーを探して洗濯をするのも今日で最後。その洗濯物はレストランの向かいにあったコインランドリーでもうそろそろ乾燥が終わろうとしていた。そして僕らはご飯を食べながら意気揚々としていたのである。<br />
ご飯を食べてホテルに戻ると、明日も４時に起きて出発するべく、わくわくとした気分で眠りについたのであった。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>Day24 最後の峠</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day24/</link>
		<comments>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day24/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 05 Apr 2011 14:07:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

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		<description><![CDATA[今日のルート 昨日超えそこなった峠を含めて今日は4つの峠がある。その4つめの峠がアメリカ横断最後の峠だ。残り距離は530km。あと3日で平均約180km走ればいい計算になる。ちょうど良さそうな距離にグッティズバークという &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day24/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=474b7e1e86daa32b9d2b911dbb199cd2&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
昨日超えそこなった峠を含めて今日は4つの峠がある。その4つめの峠がアメリカ横断最後の峠だ。残り距離は530km。あと3日で平均約180km走ればいい計算になる。ちょうど良さそうな距離にグッティズバークという街がある。今日のゴールはそこだ！</p>
<p><span id="more-364"></span></p>
<div class="body_title">夜明け前</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0425.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
朝起きるとまだ雨は残っているようだった。やんでくれないかなと思いながら朝ごはんを食べるが、どうも雨はやみそうになかった。しかたなく僕らはカッパを着込み、意を決してモーテルを出たのだった。<br />
今まで何日も走ってきたが、「今日は楽に走りきれた」と思える日は一日もなかった。毎日、何かしらのトラブルなどがあり思ったように進めない日もあった。<br />
そして、今日のスタートは雨が降っていた。雨が降っていてもスタートしなければならないのは、ブルべで雨の中PCを出る時の気分と同じようだった。距離はあと少しだというのに、この雨は僕らに本当に最後まで走れるのだろうかという不安をいだかせるのであった。<br />
昨日の登り損ねた峠は結構なきつさだった。昨日のあのヘロヘロな状態で登らずにすんだのは正解だったと思った。<br />
峠を登り切り下りに差し掛かる頃には少し空は明るくなってきた。雨も何とか止んだようだが道路は濡れていた。僕らは少し用心して坂道を下った。下ったあたりには街があるはずで、本来ならこの辺りでモーテルを探すつもりだったのであるが、モーテルがあるのはもうちょっと先のようだった。<br />
GSだけは流石にどの街にもあるようで、僕らはいつものように夜明け後の朝ごはんを食べた。そこには珍しくカップ麺があったのでそれを食べることにした。</p>
<div class="body_title">自転車の工場？</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0426.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
朝ごはんを終え、ゆるい坂を登っていた時である。ふと横を見ると、キャノンデールの工場があった。ペンシルベニアは自転車屋さんも多いが、まさか工場まで見るとは思ってもみなかった。</p>
<div class="body_title">峠、峠、峠</div>
<p>しばらく走ると峠の手前に街があった。街の先にはででーんと山の上へと登っていく道が見えた。これから暑い時間に差し掛かる。登りの前に何か食べておこうと思った。街を見渡すとスタバがあったので、そこで早めの昼ご飯を食べることにした。そこではちょっとだけリッチなサンドイッチを食べることができた。<br />
店を出て目の前の交差点を渡ると、そこから直ぐに登りが始まった。10%はあるんじゃないかという坂が延々続いた。やっとその峠を登りきり、下ったかと思うとすぐに次の峠が始まった。さっきのもきつかったが、まだこんなきつい登りがあったのかと思わされた。気温もあがり喉も乾いてきた。次のカーブを曲がると頂上かと何度も思った。<br />
峠はたまに少し下っては上り返しというのが延々と続いた。何か冷たい物を飲みたくてたまらない。そう思いながら先を見ると何か建物が建っているのが見えた。やっとそこがこの峠の頂上のようだった。とにかく僕らはその建物を目指して走った。<br />
その建物はバーのようだった。オープンのネオンが点いているということは、真っ昼間から開いているようだった。こんな山の上に誰が来るんだと思いながら、僕らは飲み物欲しさに中に入った。<br />
中はうす暗く、僕らがちょうど気持ちいいぐらいにひんやりとしていた。中には二人ぐらいの客が昼間から飲んでいた。僕らはペプシを買った。そして一気に飲み干した。それはキンキンに冷えていて僕らの喉の渇きを潤してくれた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0428.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
再び下るとしばらくは平地だった。そしてゆっくりとまた道は登りだした。それは最後の峠へとむかう登りだった。時間はもう１８時になろうかというころだった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0429.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>最後の峠の上り口。ペンシルバアのいたるところにShare the roadの標識がある。</h6>
<p>最後の峠はそれほどきつくはなかった。最後だと思うとスイスイと登れた。</p>
<div class="people_message">「これで最後だよ」</div>
<p>僕はそう言ったが、M女史の反応は薄かった。相当疲れているのが、それとも最後なわけがないと思っていたのだろうか？</p>
<div class="body_title">グッティズバーク</div>
<p>最後の峠を降りると街は今まで以上に増えてきた。そして190kmを走ったあたりで、ゴールにしようとしていたグッティズバークの街にたどり着いた。時間はもう１９時半になろうとしていた。こんな時間まで走ったのは久々だった。その割には距離はあまり伸びていなかった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0431.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
街中にはロータリーになっている交差点がいくつかありおしゃれな街だった。ショッピング客がたくさん歩いていた。そんな人たちを脇目に僕らはモーテルを探した。大きな街なのでリッチモーテルがあるはずだった。</p>
<div class="body_title">まさかのリッチモーテル</div>
<p>僕らは大きな通り沿いにモーテル地帯を見つけた。その中にいつものリッチモーテルもあった。僕はいつものように空き部屋を聞いた。唇はずいぶん前に痛みはなくなっていたが、少し膨れていてただでさえ怪しい発音はさらにひどくなっていた。特にＶの発音ができず、&#8221;トラベラーズチェック&#8221;が全く通じず苦労した。<br />
いつものようにチェックイン。かと思いきや、受付のお姐さんが端末を叩くとなんと満室だったのだ。<br />
僕らはしかたなく隣のモーテルへ泊まることになった。しかし、そっちのモーテルには洗濯機がなかったのだ。僕らは、リッチモーテルで洗濯機だけ借りることにした。<br />
晩ご飯は目の前にレストランがあったので、そこで食べた。ご飯にありつけたのはもう９時前ぐらいで、お腹はペコペコだった。僕らはガッツリと晩ご飯を食べた。<br />
今日は何とか190kmを走ることができた。どうなることかドキドキしていたペンシルベニアの難所は超えることができたようだ。明日もアップダウンはあるようだが下り基調で、標高は海抜0mに近付いていく。<br />
あと2日で350km。明日も200km近くを走り、余裕を持って最終日を迎えられるといいのだが、果たしてどうなるのか？</p>
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