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番外編 宇都宮山岳三連戦2

Posted by on 2011/08/18
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今日のルート



二日目の朝がやってきた。当初スタートは昨日ゴールしたロマンチック村にする予定だったらしいが、実際は昨日と同じ宇都宮森林公園だった。昨晩ロマンチック村で宿泊をした人たちも、もれなくゴルフ場の坂を登ってスタートまでいかねばならず、やはり何か仕組まれている気がしてならない。
スタートに着くと、ちょうど先発の5時スタートの人たちが出発しているころだった。
今日のコースはいきなり登りから始まる。60kmぐらいは登りばかりが続く。その登りだけでも凄いというのに、今日のゴールはあの国道最高地点の渋峠の山頂がゴールだった。ほんとにこんなコース走れるのだろうか?

スタート



昨日と同様にブリーフィングも終わり、スタートの時間になった。今日は森林公園内のジャパンカップのコースの登りから始まった。いきなりの激坂でジャパンカップってこんなコースを何周もするのかと思うと、逆に感心したりもした。地面には様々な選手の名前や応援メッセージが残ったままになっていた。僕らは既にヘロヘロになりながら、やっと公園内の道を抜けた。
そこからしばらくは登り基調のまっすぐな道が続いた。踏切を越え、神社の傍を曲がり進んでいく。途中、あとからスタートした隊列を組んだ集団に抜かれていった。あれぐらい飛ばさないと、今日のコースは間に合わないかもと思いながらも僕らのペースは上がらなかった。

峠の始まり

緩い登り基調の道が、突然キツイ登りに変わった。いよいよ本格的に登りが始まる。それはつづら折れの細い道でくねくねと先は見えずいつまで続くのだろうかと思った。思いのほかキツイ登りに他の参加者も四苦八苦しているようだった。



やっと登り切った頂上の少し向こうはとても見晴らしのいい場所だった。既にだいぶ登ったようだが、そこからはほんの少し下っただけで、まだまだ登り続けるはずであった。

いろは坂

少し走るといろは坂の入口に着いてしまった。僕らは次に自販機があったら止まろうかとかいいながら進んでいた。しかしもはや自販機はしばらくなさそうなところまで進んでしまい、目の前にはこのいろは坂しかない事態に陥ってしまったのであった。まだ水は残っていた。僕らはしかたなくそのまま登っていくことにした。



しかし、登り切るまで何もないかと思っていた矢先、ちょっと登った所にトイレのある休憩所があった。自販機こそなかったが、水道水があったのでそこで水を浴びた。他の参加者もみんなそこで水を浴びていた。
気分を一新して僕らはいろは坂を登り続けた。いろは坂はヘアピンカーブが延々と続く坂で、カーブ番号と一緒に「い」「ろ」「は」とひらがなが書かれている。カーブのたびに「い」とか叫びながら走っていると、

「これいつまで続くの?」

とM女史が聞いてきた。まさか「ん」まで続くとは思えないがどこまでだろうか。
道路は二車線になっていて、車は結構なスピードで上がっていく。ツーリングのバイクも多く、かなりやかましい登りであった。



坂はそれほどきつくはなく、ペダルをくるくる回してわりとスイスイと登れた。途中展望台のようなところで少し写真を撮っていると、すぐにM女史も登ってきた。昨日見たあの男女ペアと一緒だった。僕もすぐあとを追いかけていった。
結局いろは坂は「ん」までは続くことなく半分ぐらいで終わり、長いトンネルを抜けると湖畔沿いの道に出た。それは中禅寺湖だった。観光地でお土産屋さんなどがたくさんあった。僕らはその中から一軒のよろず屋を見つけ少し休憩した。

金精峠

しばらくの間中禅寺湖畔の平坦な道が続いた。景色は最高にきれいだった。しかし、その景色をあまり堪能している時間もなく、僕らは少しスピードをあげ先を急いだ。というのもこの先には1800mぐらいまで登る大きな峠がある。それを超えなければ最初のPCにはたどり着くことはできない。
そうこうしているうちに、道は登り坂へと変わっていく。金精峠への登りだ。ダイナミックに上の方まで登る道が見える。気温も上がり暑くなってきたが、僕らはその峠を黙々とのぼっていった。
さっき見えた場所まで来ると、さらにまた上の方まで道が見えた。ほんとにいつまで続くのだろう、ほんと坂しかなかった。
やっとのことでたどり着いた頂上はトンネルだった。そこにはスタッフが待ち構えていた。聞いてみるとどうやらシークレットPCのようだった。
M女史もすぐに山頂まで登ってきた。スタッフは冷たい麦茶を差し出してくれた。めちゃくちゃ美味しくて生き返るようだった。
ここから次のPCまでは30kmぐらいだが、時間は1時間ちょっとしかなかった。ほんとに間に合うのだろうか?スタッフが言うには、PCまでは下りなので1時間もかかることはないから大丈夫ということだった。僕らはチェックを受けるとすぐに走り出した。

終わらない峠道

さっきの峠で腹ペコになりながらも、なんとかPCまでたどり着いた。確かに1時間はかからなかったが、PCのクローズまでは30分ぐらいしかなかった。

「これ以上坂登ったら自転車嫌いになりそう」

そんなことを言う参加者もいた。それだけ登りばっかりだった。
次のPCまでは少し市街地を走ったあと、やはり峠が待っていた。道の傍にはロックハート城まで何キロと書かれた看板がやたらたくさんあった。おそらくそこが頂上なのだろう。
その峠は一番暑い時間にもかかわらず遮るものはなく、僕らはヘロヘロだった。しかし、ラッキーなことに湧き水をみつけ、僕らは水浴びすることができた。水はすぐに乾いてしまうけど、それでもずいぶんとリフレッシュになった。
ロックハート城を通り過ぎるとやはり道は下りへと変わる。どうせまた登るんだから、下らなくてもいいのにと思った。しかし、道は明らかに余分に下っては登り返しの繰り返し。やっとのことで次のPCに着いたのだった。例の二人組も同じぐらいにPCにやってきた。お互い暑さにだいぶやられているようだった。
そのPCも時間には間に合ったが、その先はかなり厳しかった。普通のブルべならPCに間に合うペースならゴールも間に合うはずであるが、今日ばかりは勝手が違っていた。ちょうどPCに後追いのスタッフが車でやってきた。聞いてみると試走の時ここから渋峠の頂上まで5時間かかったらしい。すでに時間は残り4時間ちょっとだった。半ば諦めそうにもなったが、二人組と渋峠行けるかなと話したりもしてとりあえず進めるだけ進むことにした。


そんな感じでイケイケで出発したのであるが、ここで痛恨のミスコース。下りの勢いで曲がるところを逃してしまったのである。少し迷いながらも元の道には戻ったが、10分ぐらいロスしてしまった。
そのあとは草津まで下って、そこから渋峠の登りかと思いきや、草津までも峠を超えなければならないのであった。その峠は暮坂峠という。元気な時ならサクッと登れそうだが、そうでないとちょっと時間のかかる嫌な峠だった。この峠のおかげでどうも渋峠には間に合いそうになかった。あと渋峠だけならなんとかなりそうなのに、この峠は余分や!そんなことを話ながら二人で登った。



やっとのことで頂上に着くと、この峠も意外に標高が高く1088mもあった。渋峠の前にこんな峠を用意するなんて、なんてコースだろうか?しかもそこからさらに下ればもう草津かと思いきや、やはり道は余分にくだり、草津までは微妙に長い登りが続いた。
草津にたどり着いたのはもう6時をだいぶまわったころだった。リミットまでは1時間なかった。どう考えてもその時間では渋峠には間に合わなかった。残念ながら宇都宮の二日目、僕らはここでリタイヤすることにした。本部へ連絡を入れ、僕らは予約している旅館を探した。

草津

草津は知る人ぞ知る温泉街。その日は何かお祭りをやっていたようだが、そんなことはそっちのけで僕らは宿を探した。
草津の街中は激坂だらけであった。色んな人に宿の場所を聞き、その度にたらい回しに合い、激坂を押しては下りを繰り返す。3つ目の激坂を登った時、やっと目的の宿にたどり着いた。そこは民家の合間にあるちょっと地元の人の中でもマイナーそうな宿であった。しかし、ご主人はいい人で僕らはやっと落ち着くことができた。
僕らは今日は完走できなかったけど、明日何が何でも完走するつもりだった。とにかく宿に着き用意をすませると、明日に向けて眠るのであった。
時間は8時をまわっていた。今日渋峠を登りきった参加者の何人かは、まだ草津の街へ戻るべく暗闇のダウンヒルをしているかもしれなかった。

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