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	<title>5000kmの夏休み &#187; アメリカ横断</title>
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	<description>2010年夏休み。１ヶ月をかけてアメリカ大陸5000km横断。その後のブログ。</description>
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		<title>あとがき</title>
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		<pubDate>Wed, 13 Jul 2011 15:44:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M女史</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

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		<description><![CDATA[アメリカ大陸を走り終わってから一年が経とうとしています。ふと私は「本当にアメリカを走って来たんだろうか？あれは私の妄想だったんじゃあ？」と思う時があります。今年のブルべを走って、「よくあんな荷物を付けて去年走ってきたもん &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/07/usa_post_2/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>アメリカ大陸を走り終わってから一年が経とうとしています。ふと私は「本当にアメリカを走って来たんだろうか？あれは私の妄想だったんじゃあ？」と思う時があります。今年のブルべを走って、「よくあんな荷物を付けて去年走ってきたもんだなぁ」と何度も思いました。<br />
去年私たちは、トレーニングのつもりで自転車に荷物を付けてブルべを走ってきました。登り坂は重いし、横風は怖いし、信号で止まると漕ぎ出しは重いし、ほんとに辛かった。軽そうに走っている参加者を横目に、「ブルべ走るのやめようかナ」と思った時もありました。</p>
<p><span id="more-368"></span><br />
でも、近畿600kmの針の頂上まで登りきった時は相棒と二人でガッツポーズをしました。しかしその二週間後、私の右手首は腱鞘炎になり激痛が走るほどに壊れてしまいました。それはオーバートレーニングの結果でした。<br />
私のいきつけのショップのサカイ店長に横断にはどんなパーツ、ホイールでいくのがベストか相談しました。最低限の工具類はどんなものを持っていけばいいか。本当に的確な答えをもらいました。そして出発直前には自転車の整備もしてもらいました。そのおかげで私達は5000km、パンク以外のトラブルなしで走りきることができました。<br />
アメリカ横断のコースは、マイクのいるサンフランシスコをスタートして、途中フィラデルフィアに寄り、ゴールは自由の女神ということを最初に決めました。それをできるだけ最短距離で走るルートを地図の上にひくと、まっすぐなコースが出来上がりました。<br />
このコースの最大の難所は砂漠地帯だった。最初、食料と水をできるだけ持って走るしかないとM氏は言ったけど私には絶対無理だと思った。<br />
いよいよサンフランシスコを出発したけど、初日は体が慣れておらず、230km地点の最後の峠で全く足が動かなくて座り込んでしまいました。二日目の夜は標高が高いせいで頭が痛くて眠れませんでした。三日目は右手首が痛いのでバーテープを更に補強しなくてはなりませんでした。そして四日目にはペダルが壊れはじめました。とにかく最初の１週間が山場で苦しいと思っていたけれど、それは予想以上に厳しいものでした。なによりもアメリカの自然が厳しかった。毎日眠気もたまらなかった。しかしそれを乗り越えると私の身体はとにかく毎日走ることを優先するようになりました。<br />
アメリカ人は陽気な人ばかりで、私達を見かけると手をあげてくれたりHelloと声をかけてくれた。異国の私達に誰もが笑顔を見せてくれた。アメリカ人は自分達の住んでいる街や村を愛し、そこを訪れる人たちを愛さずにはいられないのかもしれない。<br />
横断中の食べ物も心配していたほどひどくはなかった。ヨーグルト、サラダをできるだけ食べるようにしていたので胃腸がやられるということも無かった。ただ、炭酸飲料をがぶ飲みしていたため、日本に帰ってからも炭酸中毒が少しの間続いた。<br />
私は２５日間、毎日、毎日ただひたすら一日を走り、そしてまた一日を走った。そんな積み重ねでニューヨークに着いた感じでした。<br />
何かをやろうと思った瞬間から世界は広がる。私の自転車の世界はまたたたくまに広がっていきました。それと同様自転車仲間も広がっていきました。でも自由の女神を目の前に見て、私の頭の中はからっぽになった様でした。白紙の自転車乗りに戻ったようでした。</p>
<div class="people_message">「自転車がなぜ自分を楽しくしてくれるんだろう？」</div>
<p>自転車という遊び道具で走っていると、そのタイヤの軌跡は地球の上で網の目の様になっていく。もっともっと網の目になる様に自転車遊びをしたい。<br />
今年の７月の海の日に宇都宮山岳三連荘走ってきます。完走の自身は全くないです。でも、何かをやろうと思った瞬間から、私の頭の中は宇都宮の山道でのことでふくらんでしまいました。<br />
私の夏休みはまだまだ続きます。これからも遊び道具で網の目のように走り、遊び仲間を増やしていきたい。</p>
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		</item>
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		<title>エピローグ</title>
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		<pubDate>Sat, 28 May 2011 10:06:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

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		<description><![CDATA[ニューヨークで最後に食べたアイス。ほんとにアメリカのアイスって・・・ 次の日、僕らは思う存分寝坊をすることができた。もう朝の暗い内に起きる必要も無かった。 それから、ホテルのモーニングを食べた。久々にまともな時間にまとも &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/05/usa_post_1/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0500.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>ニューヨークで最後に食べたアイス。ほんとにアメリカのアイスって・・・</h6>
<p>次の日、僕らは思う存分寝坊をすることができた。もう朝の暗い内に起きる必要も無かった。<br />
それから、ホテルのモーニングを食べた。久々にまともな時間にまともな朝ごはんが食べられる。こんなささいなことに幸せを感じずにいられなかった。</p>
<p><span id="more-367"></span><br />
サンフランシスコからニューヨークまで、元々4850kmぐらいの予定が最終的には5122kmになった。これは砂漠での160kmに及ぶ大ロストと（この時はラスベガスへと向かっていた）、最終日160kmのはずが結局205kmも走ったのが主な原因である。他にも毎日ちょっとづつ道に迷ったり、回り道させられたりで結局5000kmは超えてしまった。まさにブログのタイトル通りになってしまった。<br />
5000kmも走ると毎日いろんな人に会う。みんな親切でいっぱい助けてもらった。そのひとりひとりにエピソードがあって、それらは忘れられない思い出になった。<br />
まだアメリカの道やモーテルがどんな感じかもわからない最初の6日間、マイクにサポートしてもらった日々はこのアメリカ横断で一番濃い毎日だった。こんなんでほんとに僕らは横断できるんだろうかと思い知らされる毎日だったけど、マイクのサポートで何とか乗り切ることができた。<br />
彼がいたからアメリカ横断を達成する事ができたのは間違いない。彼と別れた後だって、あのサポートを無駄にはできないという思いが僕らの背中を押してくれていた。<br />
三人で見た砂漠の星空は最高だった。巨大なクレーターの真ん中で野宿したのも忘れられない思い出である。<br />
ハムサンド、パンケーキ、白いセダン。思い出すと懐かしいことばかりだ。<br />
アメリカの道は本当に真っ直ぐだった。ほんとに嫌というほど真っ直ぐだった。そして、アメリカはどこも自然でいっぱいだったと思う。広大な大地は人が住む場所以外はその真っ直ぐな道だけがあった。<br />
動物もいっぱい見た。それこそニューヨークの直前にだって動物を見る事ができた。(その死骸も最後の最後まで頻繁にあって、慣れてしまうほど&#8230;)<br />
人々は大都市を除いて森や湖のある場所、そこに寄りそって暮らしているように思えた。そんな街の店に入るとどこも暖かく迎えてくれて、街の人々はみんな知り合いなんじゃないかというように思えた。特に西の方ほどそんな感じで、僕らは遠くに見える森を目指してあそこまで行くと街があるんじゃないか、何とかなるんじゃないかと思いながら走っていた。(ほんとに木しか生えてない場所もいっぱいあったわけだが&#8230;)<br />
一番の事件は、やはりイリノイでの追突事故。後ろでバキッという音がした時は本当に怖かった。当てられた本人はもっと怖かったと思う。慌てて駆け寄ってM女史の返事があった時は本当に良かったと思った。<br />
その後は救急車に乗ったり、救命センターに行ったり、何だかアメリカのよくあるドラマの中に入ったようだった。<br />
そんないろんな事を乗り越えニューヨークに着いた僕らは、翌日自由の女神に会いに行った。ほんとは自転車ごと目の前まで行きたかったけど、それは無理だった。セキュリティが厳しくて、カバン一つぐらいしか持ち込むことができないぐらいだったのだ。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0488.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
自由の女神がいるリバティアイランドへは大きな遊覧船で渡る。船の上は観光客でいっぱいだった。最初は遠くで小さかった自由の女神が、近付くほどに段々と大きくなって行った。それは想像していたよりもかなり大きかった。今まで苦労をしてきた分だけより大きく見えたのだと思う。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0489.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
いよいよ船はリバティアイランドへと到着した。僕らは自由の女神の正面へと歩いていった。自由の女神は凛としてそこに立っていた。見上げると首が痛いくらい大きかった。<br />
僕らはしばらく女神を見ていた。ニューヨークまでたどり着けないのではないかと思ったこともあった。思い通りに進めず予定も伸びてしまった。でも決してあきらめることはなかった。だから僕らはこうしてここにいるのだ。<br />
しかしやっとゴールしたというのに、僕の心は感動だけで満たされていたわけではなかった。なんというか、今回の出来事を超えるような感動はもうしばらく無いんじゃないかという淋しさが少なからず心を支配していた。それに200kmを走る毎日は苦しいこともあったけど、それ以上に楽しくて仕方のない日々だった。だから最後はゴールが近付いているのに、あともう少しだけ走っていたい。そんな心境だった。<br />
でもそれはわがままな願いで、そんなことを思っていては罰があたると思う。ここまでたどり着けたのは運もあったからで、僕らはゴールできたことに感謝しなければならなかった。<br />
こうして僕らのアメリカ横断は終わった。しばらくは何か目標とするものはみつかりそうにないけれど、自転車に乗っていろんな景色を見ながら走るのはやっぱり最高の気分だ。だから、まだまだ走り続けたいと思う。いつの日かまたどこかすばらしい場所に行きたくなる日まで。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>Last Day ニューヨーク</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/05/day26/</link>
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		<pubDate>Mon, 02 May 2011 14:27:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

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		<description><![CDATA[今日のルート 昨日は190kmを走ってフィラデルフィアに着くことができた。残りの距離は160kmだ。今日目指すのはもちろんニューヨーク。自由の女神が見える公園が今日のゴールだ。 最後の朝 最後の朝もいつものように朝4時に &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/05/day26/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=0e8d7b79810951d7ad187725e7bf550d&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
昨日は190kmを走ってフィラデルフィアに着くことができた。残りの距離は160kmだ。今日目指すのはもちろんニューヨーク。自由の女神が見える公園が今日のゴールだ。</p>
<p><span id="more-366"></span></p>
<div class="body_title">最後の朝</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0466.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
最後の朝もいつものように朝4時にホテルを出ようとした。しかし、都会のホテルのせいかセキュリティが厳しくチェックアウトにいつもより時間がかかってしまった。早く走りたくて僕らはやきもきとした。<br />
ホテルを飛び出すと、僕らは真っ暗なフィラデルフィアの街の中を駆け抜けた。ほんの10分も走るとニュージャージー州へと渡る橋に着いた。ところがそこで思いもよらないことが起きたのである。</p>
<div class="body_title">ベンジャミンフランクリンブリッジ</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0467.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らはニュージャージーに渡る大きな橋の前に来て愕然とした。なんとその橋のバイクレーンは門により固く閉ざされていたのである。そこには6時までこの門は開かないと書いてあった。<br />
せっかく早く起きたというのに、その足止めはあんまりだった。他の道を探そうにも、迷う確率が高くて余計に時間がかかるだろう。僕らに残された選択肢はここで門が開くまでまつことだけだった。しかたなく橋のたもとで、僕らはしゃがみこんで時間を潰した。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0468.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
さっきまで暗かった空は段々と明るくなってきた。僕はぼーっと橋の向かい側を見ていた。向こうの方から颯爽と誰かが走ってきた。毎日この辺りを走ってトレーニングしてる人なのだろうな。それぐらいに思っていたら、その人は橋に向かってペースも落とさずに突っ込んできたのである。どこからともなく現れた警官が鍵を開けて門を開いた。その人はそのまま反対側のバイクレーンを駆け抜けて行った。</p>
<div class="people_message">「ほら！向こう側が開いたよ！」</div>
<p>僕はしゃがんで下を向いていたM女史にそう言った。時間は5時半だった。僕らは道の反対側に周り、やっと開いた門をくぐった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0470.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
待たされたがおかげで橋の上では綺麗な朝焼けが見れた。その朝焼けと街に残った灯りがマッチして最高の景色だった。<br />
そうして僕らはやっと次の州、ニュージャージーへと入ったのである。</p>
<div class="body_title">ニュージャージー</div>
<p>ニュージャージーに入った直後、いきなり僕らは道を間違えた。橋を降りて太い幹線道路を真っ直ぐに行けばいいと思っていたら、何故か道はどんどん南へ行く。僕らが向かうのは北の方だ。戻らなければ！<br />
僕らはショッピングセンターの駐車場など道無き道も進んでとにかく北を目指した。かなり入り組んだ高架橋なども走り、程なくして正しい道に戻ることができた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0474.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
その道は閑静な住宅街だった。綺麗な並木道で車も少なく走りやすかった。どの家の庭も芝生は綺麗に手入れされていた。今まで家の住人が庭を草刈り機で走り回っている光景を何度も見てきたことを思い出した。<br />
その住宅街を抜けた次の曲り角。そこを曲がると道はとても広くてまっすぐなきれいな道だった。車も少なくてその道沿いにはほとんど何もなく、たまに店がポツリとあるぐらいだった。そんな道を走っていると車の窓を開けて僕らに向かってガッツポーズをしてくれた人がいた。なんとなく</p>
<div class="people_message">「よくここまでがんばったな、あと少しだぜ」</div>
<p>と励ましてくれているような気がした。<br />
僕らはそろそろお腹がすいてきたので、次に何か見つけたら何でもいいから入っておこうと話をしていた。そうしてたどり着いた最初の店はなぜか肉屋だった。僕らは中に入ってみた。日本だと肉屋さんではよくコロッケが売っていたりするが、アメリカではハンバーガーが売っていた。僕らはハンバーガーを食べた。鉄板で焼いた焼きたての肉を挟んだそのハンバーガーはなかなかにおいしかった。<br />
ついでにニュージャージーの地図が売っていたので買っておいた。今までも州が変わるたびに地図を買ってきたがこれで何枚目だろうか？<br />
そこからしばらく走って、なぜかT字路にたどり着いた。そんなところにT字路があるはずはなく、そこで僕らはまたしても道を間違えていたこと気がついたのである。僕らは先ほど買った地図を早速広げてみた。一体ここはどこなのだろう。<br />
そしたら近所を散歩していたおじさんが親切に道を教えてくれた。どうも微妙に向きが違う道を20kmほど進んでしまったようで、本来の道から20km以上は離れているようだった。既に手元のコマ地図は役に立たず、僕らはその州地図を頼りに向きを合わせて北へ向かう道を進んでいった。<br />
元のルートまでの道も真っ直ぐではなかった。やっと元に戻ったと思ったころには30kmも余分に走ってしまったのである。随分な距離をロストしてしまった。ニューヨークは確かにすぐそこのはずがなかなかたどり着けなかった。いつになったらゴールまで行けるのだろうか。時間はもうお昼過ぎになっていた。</p>
<div class="body_title">海だ！</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0475.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
そこからしばらくかなり車の多い道を走った。そして道は橋に差し掛かった。橋の左手は川だった。しかし右側。それは川ではなく海だった。大西洋だ！</p>
<div class="people_message">「海だよ、海！」</div>
<p>ついに僕らは西海岸をスタートして、反対側の海までたどり着いたのだ。ゴールまではあと少し。ほんとにあと少しだと思い、僕らは再び走りだした。</p>
<div class="body_title">ニュージャージー中心街</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0477.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
橋を渡ると途端に景色は都会になってきた。車も多いうえマナーの悪い車も増えてきた。そんな中を僕らはひたすら走った。<br />
ニュージャージーの中心街になると、道も入り組んでいてなかなか思った道に出なかったりした。出歩いている人も段々と多くなってきた。<br />
そんな街の中、黒人の少年が乗ったマウンテンバイクが勢いよくM女史の横を追い抜いて行った。どうやらカマをかけられたようで、今日はM女史がそいつを追いかけて行った。しばらく一緒に走っていたが、行き先が違うところで手を振って別れた。<br />
昼間は活気もあるこの街も、どことなく殺伐とした感じがあり、夜中に近付くとマズそうな雰囲気がひしひしと感じられた。<br />
最後の公園に行くには橋を渡らなければならなかった。しかし、その橋がなかなか見つからなかった。やっと見つけたと思って渡った橋は、何もない倉庫地帯にでた。ただただ数台のトラックだけが走る閑散とした場所だった。<br />
僕らは再び街の方へ戻り道を探した。そしてやっと橋へと続く道を見つけたのだった。それはさっきこっちかなと思いながらも選ばなかった道だった。</p>
<div class="body_title">恐怖の橋</div>
<div class="people_message">「馬鹿野郎」</div>
<p>僕らはそんな罵声を浴びせられながら公園へと続く橋に向かう道を走っていた。上を見上げるとハイウェイがあり、こっちの下道は車は少ないだろうとふんでいたのであるが、しかしそこはトレーラーと車が途切れることなく走りまくっている三車線の道路だった。<br />
僕らは道路の路側帯で一旦立ち止まった。目の前には大きな橋があったが、側道はなく自転車で走るのにはどう考えてもそぐわないように思えた。しかしここまで来たが最後、車が多すぎて戻る事もままならない。僕らは橋を渡るしかなかった。どの道そこを行かなければゴールにはたどり着けないのだ。<br />
M女史は先頭をきってその橋に決死の覚悟で突っ込んでいった。こんなにも車が走る中、真後ろから車が来るのがまだ怖かったのだ。僕はすぐ後ろをついて行った。<br />
何台もの車がかすめるように追い抜いていく。そして気がつくと後ろには大きなトレーラーが迫っていた。</p>
<div class="people_message">「とにかく真っ直ぐ走れ。真っ直ぐ！」</div>
<p>僕はそう叫んで必死に進んだ。先の方に橋の終わりが見えた。あそこまでたどり着かせて下さい。それは祈るような思いだった。<br />
何とか橋を渡り切ってホッとしたのもつかの間、そんな橋がもうひとつあったことに僕らは愕然とした。僕らは再度死ぬような思いで橋を駆け抜けた。橋を渡り終えた頃には、精も根も尽き果てたようになってしまった。もう二度とこんな橋は渡りたくなかった。</p>
<div class="body_title">リバティステートパーク</div>
<p>橋を渡ると、あとは道は真っ直ぐだった。すぐ先に公園の緑が見えた。流石に公園まではもう迷うことはなかった。<br />
公園からは自由の女神を見る事ができるフェリーが出ているはずだった。自由の女神を見ながらマンハッタン島へと渡るのだ。僕らはそのフェリー乗り場を探した。<br />
公園の先にフェリー乗り場らしき場所があった。僕らはそこを目指した。早く自由の女神が見たかった。<br />
しかし、公園にたどり着くのが遅過ぎたようだった。時間は6時をまわっていた。既にそのフェリー乗り場は閉まっていたのだった。フェリーの船員らしい人に聞いても、「今日は終わったんだ、あっちへ行け」と言わんばかりに追い返されただけだった。<br />
僕らは路頭に迷ってしまった。せっかくここまで来たのに船に乗れないなんてあんまりだと思った。しかもマンハッタン島に行く方法も全く見当がつかなかった。ふと、さっきの恐怖の橋を戻って別の道を探さなければならないのかという考えが頭をよぎったが、それだけは絶対に嫌だった。<br />
僕らは他にもこの公園に何かあるはずと思い、その公園の中をまわってみた。すると向こうの方で小さな船から数人の人が降りて来るのがみえたのである。僕らは、もしやと思いその船に近付いてみた。<br />
僕はちょうどその船をおりて来たばかりの女性にこの船が何なのか聞いてみた。その女性は親切にこれはマンハッタン島へ行く渡し舟だと説明してくれた。チケットは中で買えばいい事も教えてくれた。<br />
そんなやり取りをみていた船員が、お前たち早く乗りなと言ってくれた。船はすぐに出るらしかった。</p>
<div class="body_title">ニューヨーク</div>
<p>僕らは船に乗り込んだ。それと同時に心底ホッとした。やっと、やっとたどり着くことができた。いろんなことがあり過ぎてほんとに長い道のりだった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0483.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0484.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0481.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
船は心地の良い風と共にマンハッタンへと向かっていた。船から体を乗り出しながら周りを見ていると、船員が上のデッキへ行きなよと勧めてくれた。デッキからはニューヨークの景色を一望する事ができた。マンハッタンに建ち並ぶビルは夕日の光を受けて橙色に輝いていた。ほんとに綺麗でそれは最高の瞬間だった。振り返ると自由の女神が立っているのが見えた。<br />
僕らはお互いの顔を見た。二人とも涙でいっぱいだった。<br />
夕焼け空を背に船はマンハッタン島へと向かっていった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0479.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>Day25 フィラデルフィア</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day25/</link>
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		<pubDate>Sun, 24 Apr 2011 13:36:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day25/</guid>
		<description><![CDATA[今日のルート 残り距離は350km。今日はなんとしてでも190kmは走らなければならない。僕らはこの横断中、おおいに景色や人とのふれ合いを楽しんできたが、特に観光などはせずひたすら東へと走ってきた。しかし、今日は少しだけ &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day25/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=56c88c1b8cce3526119bae3f40779b2d&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
残り距離は350km。今日はなんとしてでも190kmは走らなければならない。僕らはこの横断中、おおいに景色や人とのふれ合いを楽しんできたが、特に観光などはせずひたすら東へと走ってきた。しかし、今日は少しだけ立ち寄る場所があるのだ。<br />
それはゴールのフィラデルフィアのとある場所。その場所を目指して今日もスタートする。</p>
<p><span id="more-365"></span></p>
<div class="body_title">朝</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0432.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
今日も朝4時過ぎにスタートした。道はもうほとんど平坦だった。どちらかというと下りの方が多くて走りやすかった。<br />
とにかく30号線を走ればゴールに着くはずで、僕らはひたすらに走った。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0434.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>左にちらっと見えるのが自転車屋さん</h6>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0436.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
飛行場の横を通り過ぎ、自転車屋さんの前も通り過ぎた。明るくなってたどり着いたガスステーションの朝日は久々にまぶしかった。このままいい天気で最後まで走れるといいなと思った。</p>
<div class="body_title">大きな川</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0440.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0441.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
どんどん東へと走っていると、道の先に大きな建造物が見えた。それは大きな川に架かる橋がちょうど横から見えているのだった。道は大きくカーブして僕らはその橋のたもとにたどり着いた。<br />
今までも幾つもの川を渡って来たが、その川は今までで一番大きかった。僕らは橋の上で少し足を止め、しばらくその川の流れを見ていた。</p>
<div class="body_title">鬼コギトライアル</div>
<p>橋を超えてしばらく走ると、とある街にたどり着いた。ふと横を見るとトライアルバイクに乗った青年が道の反対側を走っていた。そいつはかなりのケイデンスでペダルを漕いでいた。そして僕らを追い抜いていった。<br />
僕は「よーし」と思い、ちょっと頑張ってもう一度そいつの横に並んでみた。そしてゆるい登りで少し前に出でみたのである。向こうは、まさか荷物を積んだ自転車が追いかけてくるとは思わなかったのだろうか？明らかに意識して、さっきとは比べ物にならない足の早さでピューっと前の方に行ってしまった。<br />
僕も頑張って追いかけたのだが、そいつは路地の方に曲がっていってしまった。残念ながらその鬼コギのトライアルバイクに勝ち逃げされてしまったのである。<br />
僕は荷物さえなければ、と思いながら足はヘトヘトであった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0442.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>路地へと逃げていったトライアルバイク</h6>
<div class="body_title">ハイウェイ</div>
<p>道をしばらく走っていると分かれ道があった。どちらも30号線の標識があったので、僕らは本線と思われる方へと進んだ。そっちの道は少し街中から離れ景色は殺風景だった。<br />
実はその道はハイウェイだった。自転車は走ってはいけないハイウェイだったらしく、しばらくして僕らはまたもやパトカーにサイレンを鳴らされたのであった。<br />
今度の保安官はカンザスの時とは違い少し怖かった。罰金でも取られそうな勢いに感じられたが、幸いハイウェイの出口は目の前だったので僕らは直ぐに外へ出ることで許してもらうことができた。<br />
僕らは仕方なく今まで走っていたハイウェイと平行に走る道へ移動した。結果的にはそっちの方がいろいろと景色が変わって、走っていて楽しかった。そんな面白くない道はやめて、こっちを走りなよ。なんとなくそんな不思議な力が働いた気がした。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0443.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>ハイウェイを降りたところはきれいな街だった。</h6>
<div class="body_title">お尻の話</div>
<p>突然であるが、お尻の話。よく何百キロも走るとお尻はいたくないのかと聞かれる。もちろん痛いことは痛い。しかし今回の場合お尻よりも日焼け、特に唇の方が痛かったかもしれない。<br />
さて、既に今日で4800kmもの距離を走って僕のお尻はどうなってしまったのか？実は何も感じなくなってしまったのである。<br />
最初の10日間ぐらい、ロッキー山脈を超えるぐらいまでは擦れたりもして痛かった。次の10日間、コロラドの大平原を走るあたりからは痒くてたまらなかった。日本のように湿度が高いともっと蒸れてひどいことになりそうだが、アメリカはカラッとしていて擦れていた部分が治りかけて痒いのである。そして最後の数日、ペンシルベニアの激坂地帯を抜けるとついに痛みは感じなくなったのである。僕はついに鉄のお尻を手に入れたのだ。もうどれだけ自転車に乗っても痛くなかった。</p>
<div class="body_title">自転車屋さん</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0446.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
もうほとんどフィラデルティアの近くだというところで、僕らは自転車屋さんを見つけた。お昼過ぎで店も開いているようだったので、僕らはフロアポンプを借りることにした。ところが店の人が持ってきたフロアポンプはどうも具合が悪かった。なぜかM女史のタイヤの空気はどんどん抜けていくのであった。まさか自転車さんで空気を抜かれるなんて！店の人は仕方ないなぁという感じで明らかに売り物と思われる新品のフロアポンプで空気を入れてくれた。タイヤの空気はなんとか適正空気圧になったのであった。</p>
<div class="body_title">フィラデルフィア</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0448.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
今日走っている道は、もうほとんど街と街の間が途切れないぐらいだった。華やかな場所かと思えばダウンタウンになったりを繰り返しながら、いよいよフィラデルフィアに近付いていくのがわかった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0451.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
路面電車が走っている場所まで来ると、もうそこはフィラデルフィアの市内だった。街の壁には落書きのような物も多いが、中にはアーティスティックな物もあった。<br />
車がいよいよ多くなってきた。M女史はあのイリノイの事故以来、本当に車に対する恐怖と戦っていたが、この辺りになってようやくそれを克服しつつあった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0454.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
遠くにビルの立ち並ぶ中心街が見えた。そこは今日のゴール。ついに僕らはここまでやってきたのだった。</p>
<div class="body_title">フィラデルフィア美術館</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0456.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らが今日立ち寄りたかった場所。それはフィラデルフィア美術館だった。<br />
そう、ここはかの有名な映画ロッキーに出でくるあの場所である。僕らはここに立ち寄るためにペンシルベニア州の真ん中を抜けてきたのだった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0458.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らは目の前の大階段の上まで上がった。あの映画で見た景色が目の前に広がった。まさにそこはロッキー・バルボアが階段を駆け上がり、両手を上げたあの場所だった。<br />
今日は朝から「バルボアに会いに行くぞ」が僕らの合言葉だった。ペンシルベニアは厳しかったが、走ってきて良かった。本当にそう思った。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0460.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="body_title">ホテル探し</div>
<p>今日は予定通り190kmを走った。今日はこの街で泊まることにする。<br />
あまりに高級なホテルが多くモーテルはなく、ホテル探しには苦労した。自転車のジャージ姿では丁良く断られたりもした。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0464.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>横断歩道の向こうから歩いてきたのは？</h6>
<p>たまたま遭遇した観光案内員に聞いたホテルに行きやっと寝床を確保できた。時間は6時前だった。観光地料金なのかモーテルの三倍ぐらいの値段だった。</p>
<div class="body_title">イタリアンレストラン</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0465.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
その夜、僕らが晩ご飯に選んだ店はイタリアンレストランだった。そこは道に面したオープンテラスになっていて、フィラデルフィアの街並み、行き交う人々を見ながら晩ご飯を食べることができた。僕らはパスタを食べながら話をした。話したことはもちろん明日の目的地ニューヨークのことだった。今日もがんばって距離を伸ばせたおかげで、残りの距離はもうあと160kmだけだった。明日は山やアップダウンなんか一切ない。海抜数mの平坦路を走るだけ。いつものように朝４時ごろに出れば昼過ぎにはつけそうだった。<br />
ランドリーを探して洗濯をするのも今日で最後。その洗濯物はレストランの向かいにあったコインランドリーでもうそろそろ乾燥が終わろうとしていた。そして僕らはご飯を食べながら意気揚々としていたのである。<br />
ご飯を食べてホテルに戻ると、明日も４時に起きて出発するべく、わくわくとした気分で眠りについたのであった。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>Day24 最後の峠</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day24/</link>
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		<pubDate>Tue, 05 Apr 2011 14:07:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day24/</guid>
		<description><![CDATA[今日のルート 昨日超えそこなった峠を含めて今日は4つの峠がある。その4つめの峠がアメリカ横断最後の峠だ。残り距離は530km。あと3日で平均約180km走ればいい計算になる。ちょうど良さそうな距離にグッティズバークという &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/04/day24/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=474b7e1e86daa32b9d2b911dbb199cd2&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
昨日超えそこなった峠を含めて今日は4つの峠がある。その4つめの峠がアメリカ横断最後の峠だ。残り距離は530km。あと3日で平均約180km走ればいい計算になる。ちょうど良さそうな距離にグッティズバークという街がある。今日のゴールはそこだ！</p>
<p><span id="more-364"></span></p>
<div class="body_title">夜明け前</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0425.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
朝起きるとまだ雨は残っているようだった。やんでくれないかなと思いながら朝ごはんを食べるが、どうも雨はやみそうになかった。しかたなく僕らはカッパを着込み、意を決してモーテルを出たのだった。<br />
今まで何日も走ってきたが、「今日は楽に走りきれた」と思える日は一日もなかった。毎日、何かしらのトラブルなどがあり思ったように進めない日もあった。<br />
そして、今日のスタートは雨が降っていた。雨が降っていてもスタートしなければならないのは、ブルべで雨の中PCを出る時の気分と同じようだった。距離はあと少しだというのに、この雨は僕らに本当に最後まで走れるのだろうかという不安をいだかせるのであった。<br />
昨日の登り損ねた峠は結構なきつさだった。昨日のあのヘロヘロな状態で登らずにすんだのは正解だったと思った。<br />
峠を登り切り下りに差し掛かる頃には少し空は明るくなってきた。雨も何とか止んだようだが道路は濡れていた。僕らは少し用心して坂道を下った。下ったあたりには街があるはずで、本来ならこの辺りでモーテルを探すつもりだったのであるが、モーテルがあるのはもうちょっと先のようだった。<br />
GSだけは流石にどの街にもあるようで、僕らはいつものように夜明け後の朝ごはんを食べた。そこには珍しくカップ麺があったのでそれを食べることにした。</p>
<div class="body_title">自転車の工場？</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0426.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
朝ごはんを終え、ゆるい坂を登っていた時である。ふと横を見ると、キャノンデールの工場があった。ペンシルベニアは自転車屋さんも多いが、まさか工場まで見るとは思ってもみなかった。</p>
<div class="body_title">峠、峠、峠</div>
<p>しばらく走ると峠の手前に街があった。街の先にはででーんと山の上へと登っていく道が見えた。これから暑い時間に差し掛かる。登りの前に何か食べておこうと思った。街を見渡すとスタバがあったので、そこで早めの昼ご飯を食べることにした。そこではちょっとだけリッチなサンドイッチを食べることができた。<br />
店を出て目の前の交差点を渡ると、そこから直ぐに登りが始まった。10%はあるんじゃないかという坂が延々続いた。やっとその峠を登りきり、下ったかと思うとすぐに次の峠が始まった。さっきのもきつかったが、まだこんなきつい登りがあったのかと思わされた。気温もあがり喉も乾いてきた。次のカーブを曲がると頂上かと何度も思った。<br />
峠はたまに少し下っては上り返しというのが延々と続いた。何か冷たい物を飲みたくてたまらない。そう思いながら先を見ると何か建物が建っているのが見えた。やっとそこがこの峠の頂上のようだった。とにかく僕らはその建物を目指して走った。<br />
その建物はバーのようだった。オープンのネオンが点いているということは、真っ昼間から開いているようだった。こんな山の上に誰が来るんだと思いながら、僕らは飲み物欲しさに中に入った。<br />
中はうす暗く、僕らがちょうど気持ちいいぐらいにひんやりとしていた。中には二人ぐらいの客が昼間から飲んでいた。僕らはペプシを買った。そして一気に飲み干した。それはキンキンに冷えていて僕らの喉の渇きを潤してくれた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0428.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
再び下るとしばらくは平地だった。そしてゆっくりとまた道は登りだした。それは最後の峠へとむかう登りだった。時間はもう１８時になろうかというころだった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0429.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>最後の峠の上り口。ペンシルバアのいたるところにShare the roadの標識がある。</h6>
<p>最後の峠はそれほどきつくはなかった。最後だと思うとスイスイと登れた。</p>
<div class="people_message">「これで最後だよ」</div>
<p>僕はそう言ったが、M女史の反応は薄かった。相当疲れているのが、それとも最後なわけがないと思っていたのだろうか？</p>
<div class="body_title">グッティズバーク</div>
<p>最後の峠を降りると街は今まで以上に増えてきた。そして190kmを走ったあたりで、ゴールにしようとしていたグッティズバークの街にたどり着いた。時間はもう１９時半になろうとしていた。こんな時間まで走ったのは久々だった。その割には距離はあまり伸びていなかった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0431.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
街中にはロータリーになっている交差点がいくつかありおしゃれな街だった。ショッピング客がたくさん歩いていた。そんな人たちを脇目に僕らはモーテルを探した。大きな街なのでリッチモーテルがあるはずだった。</p>
<div class="body_title">まさかのリッチモーテル</div>
<p>僕らは大きな通り沿いにモーテル地帯を見つけた。その中にいつものリッチモーテルもあった。僕はいつものように空き部屋を聞いた。唇はずいぶん前に痛みはなくなっていたが、少し膨れていてただでさえ怪しい発音はさらにひどくなっていた。特にＶの発音ができず、&#8221;トラベラーズチェック&#8221;が全く通じず苦労した。<br />
いつものようにチェックイン。かと思いきや、受付のお姐さんが端末を叩くとなんと満室だったのだ。<br />
僕らはしかたなく隣のモーテルへ泊まることになった。しかし、そっちのモーテルには洗濯機がなかったのだ。僕らは、リッチモーテルで洗濯機だけ借りることにした。<br />
晩ご飯は目の前にレストランがあったので、そこで食べた。ご飯にありつけたのはもう９時前ぐらいで、お腹はペコペコだった。僕らはガッツリと晩ご飯を食べた。<br />
今日は何とか190kmを走ることができた。どうなることかドキドキしていたペンシルベニアの難所は超えることができたようだ。明日もアップダウンはあるようだが下り基調で、標高は海抜0mに近付いていく。<br />
あと2日で350km。明日も200km近くを走り、余裕を持って最終日を迎えられるといいのだが、果たしてどうなるのか？</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>Day23 ペンシルバニア</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/03/day23/</link>
		<comments>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/03/day23/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 22 Mar 2011 15:04:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

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		<description><![CDATA[今日のルート 今日はいよいよ最後の難関ペンシルベニア州に入る。坂道だらけという噂は本当だろうか。そしてアパラチア山脈とはいったいどんな姿をしているのだろうか？ 改めてプロフィールマップを見ると特別高い山はないが、明らかに &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/03/day23/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=50000bd12269d2f3f8bee3a83a5bea94&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
今日はいよいよ最後の難関ペンシルベニア州に入る。坂道だらけという噂は本当だろうか。そしてアパラチア山脈とはいったいどんな姿をしているのだろうか？<br />
改めてプロフィールマップを見ると特別高い山はないが、明らかにギザギザが多いことに気がついた。残りの距離は約690km、あと四日で走る予定だ。平均200kmは切った計算になるが、まだまだ油断はできなかった。明日からが楽になるように200kmを目指して今日もスタートした。</p>
<p><span id="more-363"></span></p>
<div class="body_title">いきなり</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0415.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
モーテルを朝4時ごろスタートした。スタートしていきなり登りが始まった。ペンシルベニアの州境までその登りは続いた。<br />
道はとても狭かった。そして近くにハイウェイがあるはずなのに、何故かたくさんのトラックがその道を走っていた。夜明け前のこの時間、車は少ないはずなのに、その道だけはいつもと違っていた。僕らは、何台ものトラックに追い越されるたびに恐怖を覚えながら、ひたすら州境目指して登っていった。<br />
そしてやっと僕らは頂上付近についたのであるが、余りの車の多さに州境と思われる場所で止まることは許されなかった。州境の看板はあったのかどうなのかわからない。しかし、そこには日本の場末のスナックのような小さな建物がポツンと建っていたのを、横目に見ることができた。</p>
<div class="surprized">Shot bar border!</div>
<p>と書かれたネオンが光っていたので、間違いなくそこが州境だろう。<br />
僕らが立ち止まることができたのは、そこからしばらく走った場所だった。道は曲がっていて、さっきのショットバーはもう見えなくなっていた。車が少なければ写真でも撮りたかったが残念だった。<br />
僕らが立ち止まった所には、州境のかわりにワシントンと書かれた街の看板があった。それはペンシルベニアの街だった。僕らは仕方なくその看板の写真で我慢したのだった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0416.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>暗くてわかりにくいが、ワシントンの看板の前にて</h6>
<div class="body_title">ワシントン</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0417.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>明け方に見つけたバイシクルショップ</h6>
<p>州境からワシントンの中心街まではほぼ下り坂だった。その途中に自転車屋さんを見つけた。その後もよく見かけたがペンシルベニアはやたらと自転車屋さんが多かった。道路にもいたるところに、Share the roadと書かれた標識が目立つ。やはり、坂のある所ほど自転車乗りが多いのは間違いないようだ。<br />
ワシントンの街にたどり着くと、僕らはその街でガスステーションを見つけ朝食を食べた。そしてこの街で40号線とは離れて、しばらく田舎道を走った。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0418.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>40号線から離れて136号線を走る。車は少ないがアップダウンは多い</h6>
<p>その田舎道はびっくりするぐらいアップダウンがあった。特に街に近づくほど斜度がきつく10%を越えているように思えた。何故一番険しいと思える場所に街があるのだろうか？</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0419.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>カメラ目線の牛さん</h6>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0422.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>坂だらけの街。向こうに見える坂は10%超えてたと思う</h6>
<div class="body_title">雨と峠</div>
<p>この日は昼前ぐらいからしとしとと雨が降ったり止んだりしていた。アップダウンが激しくなかなか進んでいない上に、雨にまで降られ散々だった。<br />
150km地点あたりに峠があることがわかっていたが、その峠に差し掛かったのはもう夕方になろうかというころだった。いつもならこれぐらいの距離は昼過ぎには走り終わっているのに。急な坂道と自転車に付けた荷物が確実に僕らのペースを落としていた。<br />
少しは止みかけていた雨も峠を登り出したころには本降りになったきた。ゆっくりと坂を登りながら、今日はどこまで走るのだろうかと思った。<br />
やっとのことで長い坂を登り終えたが、まだまだこの先もアップダウンが続くようだ。下り坂の谷間の先にまたまた長い登りが見えるのだ。<br />
そんな時、道の傍にモーテルの看板を見つけた。この辺りにモーテルなんてあるのだろうか？しばらく、村らしいものもなく、ひたすら坂道ばかりだったが&#8230;。でも見つけたら入ってしまいそうだった。<br />
そして、しばらく走ると本当にモーテルがあったのだ。しかし今日はまだ160kmちょっとしか走っていなかった。僕らはどうしようかと話した。先に進みたいという焦る気持ちも無くはなかったが、それ以上に体は疲れていた。だから今日はここに泊まることにしたのだった。<br />
結果的にはその先60km以上はモーテルがなかったし、雨もかなり降ってきたのでここに泊まったのは正解だった。</p>
<div class="body_title">ロシアのおじさん</div>
<div class="people_message">「今日泊まる部屋はありますか」</div>
<p>僕はモーテルのおじさんに聞いた。</p>
<div class="people_message">「オー、ワタシイングリッシュワカラナイ」</div>
<p>おいおいここはアメリカだぞ。アメリカのモーテルで英語がしゃべれないとは、どうやって商売しているのだ？<br />
そう思いながらも仕方なくカタコト英語作戦にでた。</p>
<div class="people_message">「ワンナイト、ステイ、OK?」</div>
<p>すると、おじさんはにやりと笑いOKと答えたのであった。一瞬ここのモーテルはダメかもしれないと思ったが無事泊まることができた。<br />
そのおじさんと色々話をしていると、おじさんは昔ロシアからやってきたそうだ。そう、おじさんとは色々と話せた。本当はおじさんは英語がペラペラだった。おじさんの手にはずっと缶ビールが握られていた。さっきのは酔っ払いのおふざけだったようだ。<br />
僕らはランドリーがないかおじさんに尋ねた。するとこの村の反対側にあるらしい。ちょっと距離があるので困っていると、おじさんが「車で送ってやるぜ」と言ってくれた。<br />
僕らは早速洗濯物をまとめて、ランドリーへと向かった。茶色のセダンを運転するおじさんの手の缶ビールは見なかったことにした。<br />
洗濯をするのには30分はかかる。僕らは一度モーテルへと戻った。そして待っている間に僕はモーテルの隣の店に晩ご飯を買いに行った。モーテルのおじさんは出前を頼んでもいいんだぜ、と言っていたが、メニューを見るとハンバーガーかピザしかなかった。僕らはそういったものは昼間にいっぱい食べ過ぎていた。店には冷凍食品しかなかったが、それでも米や肉類を食べられる分そっちの方がマシであった。<br />
僕が買い物に行っている間に30分たったようで、M女史はおじさんと一度ランドリーに行っていた。洗濯物を乾燥機にセットするためで、それはまた20分ほどかかるのであった。<br />
そろそろ20分たっただろうと、僕はおじさんを呼びにいった。おじさんは上半身裸で立派な胸毛をこれでもかと言わんばかりになっていた。<br />
おじさんは、乾燥はまだだろうと言ってなかなかランドリーには向かわなかった。</p>
<div class="people_message">「ちょっと、こっちへ来な」</div>
<p>そう言っておじさんが呼んだ場所はひまわり畑だった。ここには他にもいろんなものを育てていて、果物や野菜もあるらしい。確かに周りを見渡すとそのほとんどが畑であった。</p>
<div class="people_message">「ロシアにはな、こんなのよりもっと大きなひまわりがあるんだぜ」</div>
<p>そう言っておじさんは腕全体を使って大きな輪っかを作った。<br />
そのひまわりを見て、そしてロシアのひまわりに思いを馳せるおじさんを見て、なんだかここに泊まってよかった。僕はそんな気持ちになった。<br />
結果的に三回もランドリーに行ってくれたおじさんに僕はお礼を言った。おじさんは、にやりと笑った。<br />
今日は200km走るつもり160kmしか走れなかった。残りは3日で530km。今日泊まった所は峠地帯のど真ん中で、明日も今日以上に峠が続く。なかなか距離が伸びずいよいよギリギリになってきた。果たして明日はどうなるのか？<br />
夜中も雨は降り続いていた。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>Day22 オハイオの田舎道</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/03/day22/</link>
		<comments>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/03/day22/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 07 Mar 2011 14:42:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.mm-5000.com/index.php/2011/03/day22/</guid>
		<description><![CDATA[今日のルート 今日の予定距離は215km。州境の手前のホイーリングという街を目指して走る。カンブリッジという街までは、40号線を走るが、そこから国道を離れて少しだけ田舎道を走る。 朝 今日も朝4時に出発できるように起床し &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/03/day22/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=8bd1801c3e8effc05dc3f5813762f7f4&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
今日の予定距離は215km。州境の手前のホイーリングという街を目指して走る。カンブリッジという街までは、40号線を走るが、そこから国道を離れて少しだけ田舎道を走る。</p>
<p><span id="more-361"></span></p>
<div class="body_title">朝</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0396.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
今日も朝4時に出発できるように起床した。M女史は寝ている間、腱鞘炎を抑えるためにアイシングをしていたのだが、ここ数日は腕ではなく肋骨の方を冷やしていた。僕が打ち身だと思っているが、実は折れている肋骨はかなり痛むようだった。<br />
朝は昨日買っておいたバナナパンを食べた。ここにきて日本の菓子パンを食べられるとは思ってもみなかった。<br />
外は暗く車はほとんど走っていなかった。今のうちに僕らはコロンバスの街を抜け出てしまうことにした。</p>
<div class="body_title">バイクレーン</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0397.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
市街地を離れると40号線には割と幅の広いバイクレーンが完備されていた。時には車道の倍ぐらいの幅になることもあり、そういった場所はとても走りやすかった。<br />
しかし、街中や住宅地に入ると庭の芝生が道路にせり出したりで、バイクレーンは完全になくなるのであった。東へいくにつれ街中の車の数も増えてきていた。街を抜けるまでの間、それはM女史にとって恐怖の連続で、なかなか普段のように走ることができずにいた。<br />
しばらくは平地だと思っていた道も、午前中の内にはもうアップダウンが増えてきつつあった。しかしこの辺りではこんなのは平地なのだと言い聞かせ僕らは前へと進んだ。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0402.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>夜明け後たどり着いたゼーンズビルの街</h6>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0404.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>ゼーンズビルにあった教会？</h6>
<div class="body_title">田舎道</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0406.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>カンブリッジ、坂の多い街だった</h6>
<p>僕らはお昼前に約120kmを走り、カンブリッジにたどり着いた。街の中の入り組んだ道をコマ図を頼りに進む。そして、40号線を離れてちょっとした田舎道に入っていった。今までと違う道を進むのはいい気分転換になった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0409.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
その田舎道は路肩はほどほどの広さだったが、車は一気に少なくなりかなり走りやすい道だった。アップダウンも更に激しくなったのだが、その道は登った分はしっかり下ってくれた。僕らは久々に軽快に走れたような気がした。下りの勢いで登り坂をどんどん超えて行ける。それはとても気持ちよかった。</p>
<div class="body_title">久々の！</div>
<p>僕らは田舎道の途中にコンビニのような店を見つけて立ち寄った。いいペースで走れた分、暑くてしかたなかった。だから、久々にアイスを食べた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0410.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
今日も素晴らしいアイスに出会えた。ロケットのように尖ったそいつは、赤と白と青にわかれていた。なかなかの配色センスだ。僕はパクリとそいつを食べた。</p>
<div class="body_title">迂回路</div>
<p>僕らは田舎道から再び40号線に戻っていた。そして今日のゴールまでの最後の下り坂と思われる道を下っていた。あとはどんどん下れば到着だと思っていた矢先に道は工事中で通行止めになっていた。看板には迂回路は右折と書いてあった。知らない道なのでどっちに行くかまるでわからないが、僕らは多くの車が向かっている道を選んで進んでいった。<br />
道は何故かずっと登り坂でどんどん登っていった。ときおり眼下に見えるゴールの街が小さくなっていくのがわかった。<br />
途中、道がわからなくなったので僕らは車を止めて聞いてみた。</p>
<div class="people_message">「街はこっちだよ。下りがかなり急だから、気をつけてな」</div>
<p>道を尋ねた後もこれでもかと言わんばかりに道は登っていった。道が下りだしたのは街がほぼ真下に見えるぐらいに近づいた時だった。さっきのおじさんの言った通り、びっくりするぐらいの激下りだった。道もデコボコだった。これが登りでなくて本当によかった。</p>
<div class="body_title">ホイーリング</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0413.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
ホイーリングの街の手前には川が流れていて、僕らはそれを渡る必要があった。ハイウェイははるか上の方でその川をまたいでいたが、僕らが渡るのはそっちではなかった。少し走るといかにも古そうな、しかし立派な橋が見えた。僕らはその橋を渡りホイーリングの街へと入った。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0414.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>橋はグレーチングで、端はスノコのような板だった</h6>
<div class="body_title">今日もリッチ？</div>
<p>街に着いたらすぐにモーテルかと思っていたが、モーテルは街の外周をぐるっと回った反対側にあり、意外に長い距離を走ることになった。先ほど街に入った瞬間に、到着モードになっていたM女史は少しご機嫌斜めだった。というか、ヘロヘロでだんだん無口になってきた。こんな時に限って見つけたモーテルが閉まっていたりする。二人ともがっくりだった。<br />
結局、たどり着いたのはおなじみリッチモーテル。そこはほぼ街の外れにさしかかろうという場所だった。</p>
<div class="body_title">バイキング</div>
<p>このモーテル、なんと部屋に電子レンジがなかった。しかし目の前にレストランがあった。今日は冷凍食品なんかやめて、食べにいけということらしい。<br />
ラッキーなことに、そこはバイキングレストランだった。メインディッシュ以外は食べ放題。僕らはこれでもかと言わんばかりに食べまくった。今までのご飯には相当ひどいものもあったが、腹いっぱい食べられるのは本当にありがたかった。<br />
明日はいよいよペンシルベニア。久々の峠越えもあり、厳しい一日になる予感がした。残りの距離はあと4日で約690km。明日予定通り200kmを走れたらだいぶ楽になるのだが、はたして&#8230;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>Day21 オハイオ州</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/03/day21/</link>
		<comments>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/03/day21/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 28 Feb 2011 17:27:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

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		<description><![CDATA[今日のルート 今日の距離は短めの181km。それ以上距離を伸ばすとしばらく街がなさそうだからだ。 モーテルを出るとすぐにオハイオ州で、今日のゴールは州都のコロンバス。かなり大きな街だ。今日はなんとオハイオに住んでるN氏が &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/03/day21/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=7e30bf9fb96cf950cec92645f0f36c00&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
今日の距離は短めの181km。それ以上距離を伸ばすとしばらく街がなさそうだからだ。<br />
モーテルを出るとすぐにオハイオ州で、今日のゴールは州都のコロンバス。かなり大きな街だ。今日はなんとオハイオに住んでるN氏が応援に来てくれることになった。彼とはゴールで会う予定である。<br />
ところで昨日の晩、州境の手前で泊まったのには実は理由があったのであるが、いったいそのワケとは？！</p>
<p><span id="more-360"></span></p>
<div class="body_title">オハイオ州</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0372.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0374.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0375.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
モーテルを出て、1kmほど走るとそこはもうオハイオ州だった。そこはハイウェイのジャンクションになっていて道は入り組んでいたが、道路と道路の間の芝生に州境の看板を見つけた。そして僕は呟いた。</p>
<div class="people_message">「オハイオでオハヨー！」</div>
<p>ま、まさかのダジャレ！昨日州境の手前で泊まったのは、まさか、まさかこんなことを言うためなのか？！</p>
<div class="people_message">「オハイオでオハヨー？」</div>
<p>M女史も返事をした。まさかのダジャレにニンマリしながら、二人とも頭は壊れ気味である。アメリカ横断もいよいよクライマックスをむかえつつあった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0376.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>いつも通り夜明けのコーヒーブレーク</h6>
<div class="body_title">公園のブランコ</div>
<p>40号線はコロンバスに向けて一直線であったが、公園のような場所を通り抜ける時だけ、少しクネクっと曲がっていた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0380.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
朝8時ごろ、僕らはその公園を走っていた。長い橋のような物を渡ったその先の高台でブランコが揺れていた。ブランコには老夫婦が座っていた。きっとその老夫婦にとって、そこはいつもの散歩のコースで、ブランコは特等席なんだろうな？そんなことを考えるとなんだかほのぼのした気分になった。</p>
<div class="body_title">シェフのいないレストラン</div>
<p>ちょうどお昼でお腹がすいたころ、僕らは小さな街を走っていた。ここを逃すとしばらく何もなさそうなので、僕らはレストランを見つけて中に入った。しかしそのレストランを選んだのは失敗だったのである。というのも、注文した料理が一向に出てこないのである。他にもふた組ほど客がいたが、その人達もまだかまだかと料理を待っているのであった。余りにも待たされるのでシェフはいないんじゃないかと思えるほどだった。</p>
<div class="people_message">「牛肉頼んだから、今頃シェフは牛追っかけてるんだ！」</div>
<p>M女史はあまりの遅さに切れ気味であった。呼んでみても水しか持って来ないウェイターが、更にその怒りに拍車をかけた。確かにこれだけ時間があればずいぶん前へ進めただろうに、もどかしくてしかたなかった。<br />
もうすぐ1時間になろうとしていたころやっとM女史の料理が出てきた。しかし僕の牛はまだ出てこない。遅い料理を頼んだ僕に彼女の怒りはMAXになった。しかも食べ終えて外に出るとポツポツと雨が振り出したのである。</p>
<div class="surprized">「もう、今度からレストランはダーメー！」</div>
<p>そんなわけで、これからしばらく僕らは昼間はガスステーション以外たちよらないことになったのである。</p>
<div class="body_title">オハイオのN氏</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0384.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
まだなんとか雨は本降りにはなっていなかった。僕らはまっすぐな40号線をひた走っていた。すると道路の先で人が立っているのが見えた。近づくとその人は走っている僕たちをカメラで撮ろうとしていた。ついに、僕らのアメリカ横断も風の噂で有名になり、沿道でファンから写真を撮られるぐらいになったのだ。<br />
そんなわけはなかった。その人物は今日応援に来ると言っていたN氏だった。N氏には走る道も時間も告げていたわけではないが、コロンバスへ向かうならこの道だろうとあたりをつけて待っていてくれたようであった。<br />
彼と初めて出会ったのは、2007年のPBPのスタート地点だった。僕らは早くスタートしようとかなり前の方に並んでいたのだが、その時同じような所に並んでいたのが彼だった。走っている間も抜いたり抜かれたりで、同じような所を走っていた。<br />
2008年、ロッキーマウンテン1200kmでも彼と再会し、共に完走したのであった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0385.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
思いがけず出会えたことで、僕らは一気に盛り上がった。出会えた記念に記念撮影をした。<br />
彼はポンプも持っていたので、久々にハンドポンプ以外で空気をいれた。少し走りが軽くなったし、何よりちょっと元気になった。ゴールのコロンバスまではあと少し。再びゴールで会うことを約束し僕らは走り始めた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0387.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0388.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="body_title">コロンバス</div>
<p>コロンバスはかなり大きな街で、今まで通ってきた大きな街と同様にビルがいっぱい立ち並んでいるのが見えた。しかし、空を見るとかなり黒い雲が立ちこめていて、街に近づくにつれ雨足が強くなってくるのであった。コロンバスの街に差し掛かったころには、雨は滝のような勢いで打ちつけ、道は川のようになっていた。<br />
その時である。僕の自転車の後輪がパンクした。またしても空気を入れた直後であった。<br />
僕らは降りしきる雨の中、近くのガードの下でパンク修理をした。その間も雨はやむどころか激しくなる一方であった。<br />
再び走りだした僕たちを襲ったのは滝のような雨だけではなかった。コロンバスは州都だけあってかなりの車の量だった。雨のせいで僕らのこともまともに見えていないのではないだろうかという恐怖に僕らは必死だった。特にM女史は後ろから迫ってくる車が来るたびに、あの事故のことを思い出し怖くてしかたなかった。<br />
街の中心街。立派なビルが立ち並び、壁には鮮やかな電光掲示板。雨が降っていなければ止まって写真を撮りたいポイントであったが、僕らはとにかく走るのに必死だった。<br />
そうして午後5時過ぎ、僕らはゴールのモーテルへと駆け込んだのだった。</p>
<div class="body_title">モーテル</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0389.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
モーテルではN氏が先回りして待ちかまえていた。そして僕らがモーテルについた途端に今まで降っていた雨が嘘のようにピタリと止んだの であった。N氏の話だと、この辺ではスコールのようにどさっと雨が降って、ピタッと止むことがよくあるらしい。だから雨宿りは割と有効な手段なのだとか。 しかし、僕らには雨宿りなんて選択肢はなかった。今までだって散々雨の中は走ってきたのだ。<br />
気温は高かったのでカッパ無しで走った方が気持ちよかったのだが、僕らは完全に濡れ鼠だった。モーテルの部屋に入るとすぐにシャワーを浴びた。</p>
<div class="body_title">カレーとラーメン</div>
<p>シャ ワーを浴びて洗濯をした後、応援に来てくれたN氏と晩ご飯を食べに行くことになった。行き先は僕らが久しく食べてない日本食レストランである。しかしその 前にさっき大雨で通過を余儀なくされた、コロンバスの中心街へ立ち寄ってもらうことにした。どうしてもそこで写真を撮りたかったのだ。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0390.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0392.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
中心街に着くと雲間に青空が見えていた。その青空に向かって尖塔のようなビルがそびえ立っていた。ビルの壁には電光掲示板、今までの街には無かったものだ。アメリカは東へ行くほど都会度が増して行くようで、いよいよニューヨークに近づいているのだと感じることができた。<br />
ひとしきり写真をとったあと、僕らはレストランへと向かった。そこは、日本の食材屋さんも併設されていて、いろいろ懐かしい物が売っていた。レストランではM女史とN氏はカレーライス、僕はラーメンを注文した。他にもうどん、そばはもちろんのこと、鰻丼などがありかなり魅力的だった。<br />
ご飯を食べながら、三人でPBPやロッキーの時のこととか、アメリカのブルベはどんなだとか色々話をした。<br />
そして僕らが今まで通ってきたところがアップダウンがいっぱいだったという話になると、この辺りではあんなものは平地だとN氏は言った。ケンタッキー州に行けばそれがよくわかるぐらい山だらけということらしいが、僕らが次に向かうのはありがたいことにペンシルベニア州だった。<br />
ところがペンシルベニアがありがたいなんてのはとんでもない話だった。</p>
<div class="people_message">「アメリカ横断では普通ペンシルベニアは避けて通ることが多いんですよ」</div>
<p>どうやら僕らがこれから向かう場所はかなりの山岳地帯のようだった。残りの距離はあと少しなのに、僕らが抱えていた漠然とした不安は、このことを指し示していたのかもしれない。<br />
ご飯を食べ終わり、僕らはモーテルまで送ってもらった。たくさん話をしたので少し遅くなってしまったが、こうしてオハイオまで走り、同じ自転車乗りの知人に会えたことはほんとに良かった。N氏は他にもチェーンオイルとかチューブを僕らのために置いていってくれた。<br />
明日もまだ僕らはオハイオ州を走る。しばらくは平らな大地が続くようだが、それもいつまでだろうか？</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>Day20 インディアナポリス</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/02/day20/</link>
		<comments>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/02/day20/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 22 Feb 2011 15:25:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

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		<description><![CDATA[今日のルート 昨日は本当はあと10kmほど先のロックビルという街まで走るつもりだった。距離が短かくなった分は今日走る予定である。 今日はインディアナ州の州都であるインディアナポリスを通過する。大きな街なので交通量が心配で &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/02/day20/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=8d244a81eaf034f08783c6c091fc50fe&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
昨日は本当はあと10kmほど先のロックビルという街まで走るつもりだった。距離が短かくなった分は今日走る予定である。<br />
今日はインディアナ州の州都であるインディアナポリスを通過する。大きな街なので交通量が心配である。<br />
ゴール予定地はリッチモンド。オハイオ州までほんの数キロの街である。今日もほぼ平地のはずである。</p>
<p><span id="more-359"></span></p>
<div class="body_title">ロックビル</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0358.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
洗濯物も無事昨日のうちに返ってきて、僕らは今日も朝4時に出発した。</p>
<div class="people_message">「そうそう、昨日辞書でCat fishを調べたら、ナマズだったよ」</div>
<p>すると、昨日見たあのドブ川で釣ったナマズに違いないという話になった。断じてそんなことはないと僕は思うのだが。<br />
それにしても、あのドブ川は臭かった。ドブ川もさることながら、結構大きな亀が車にはねられていて、それも強烈な臭いだった。ほんとに色んな動物が轢かれているが、特にその亀のことは二人ともよく覚えていた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0359.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
そんな話をしながら10kmほど先のロックビルまではそれほど時間もかからずたどり着いた。まだ外は真っ暗で、大きな教会がライトアップされ幻想的であった。この街もそれほど大きくはなく、あたりを見回してみたがモーテルらしきものは見つからなかった。昨日あのモーテルを見つけたのは実にラッキーだった。</p>
<div class="body_title">インディアナポリス</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0360.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0362.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らは午前中の間に順調に距離を伸ばした。そしてインディアナポリスが見える所までやって来た。とても大きな街で遠くからでも大きなビルがいっぱい並んでいるのが見えた。街の手前は思っていたほど車は多くはなく、比較的走りやすかった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0364.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らはダウンタウンを通り抜け、街の中心部と思われる場所にたどり着いた。そこは交差点になっていて、有名なホテルなどもあって、ビジネス街のような雰囲気だった。僕らは久々の都会に興奮気味であった。今までが余りにも畑と牧草地帯すぎたのだ。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0365.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らはこの街の真ん中で少し早めの昼食をとることにした。何かないかと探して見るとアジア料理の店を見つけた。さすが都会。それは今までにないジャンルの店だった。<br />
メニューの中にはうどんなどもあったのだが、M女史は焼き飯、僕はタイヌードルを食べた。久々にまともな物を食べた気がして、それはとても美味しかった。</p>
<div class="body_title">40号線</div>
<p>今まで散々走って来た36号線と遂に別れる時がやってきた。36号線は僕らの向かう方向とは違う方向に行ってしまうのだ。さようなら36号。今まであんなに真東に向いていたのに、君は北へ行ってしまうんだね、君のことは忘れないよ。そして、こんにちは40号。インディアナポリスを出て僕らは40号線を走りだした。<br />
街の東側に伸びる40号線は、今までと違い一気に車の量が増えてきた。そしてかなり工事中の箇所も多かった。少し走りにくい場所もあったが、路肩は車道より広い時もあったし、工事エリア内も自転車なら走ることができた。車は入ってこれないので安心だった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0367.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
そうしてインディアナポリスから今日の目的地までのちょうど４分の３を進んだところで、僕らはは一人の青年に出逢った。彼も自転車乗りだった。自転車にはリアカーが付いていて、たくさんの荷物を積んでいた。僕らは少し足を止めその青年と話をした。<br />
彼も今アメリカを横断しているようだった。僕らとは反対向きにカルフォルニアまで行くそうだ。今まで僕らが走って来た場所のことをたくさん聞かれた。<br />
何か見るべき物はあるのか？僕は答に少し困った。正直しばらく畑しかないのだ。あまり山はないのか？この先はどんどんアップダウンが増えてくるし、標高も徐々に上がる一方だった。逆方向の方が微妙にしんどいような気がする。<br />
しばらくそんなことを話していたが、僕らは先を急ぐのでお互いの幸運を祈り別れを告げた。</p>
<div class="body_title">リッチモンド</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0369.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>40号線も結局まっすぐだ</h6>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0370.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>リッチモンドに入って教会を見つけた。ほんとに教会は多い</h6>
<p>僕らは昨日走れなかった分も含め217kmの距離を進み、予定していた通りリッチモンドまで走りきった。時間は午後6時だった。こんな時間まで走ったのは久々で二人ともヘロヘロだった。そんなわけで僕らは最初に見つけたモーテルに駆け込んだのだった。<br />
しかし、どうもそのモーテルはいろいろと具合が悪かった。元気だったらもっと別のモーテルを探していたことだろう。そのモーテルのおばさんはネイティブのアメリカ人ではないのか、訛りがひどいのかとにかく英語があまり通じなかった。それから最初に案内された部屋は電気が全く来ていなかった。真っ暗なうえ、特にエアコンが無いのは致命的だった。<br />
しばらくおばさんはブレーカーの修理に右往左往していたが、拉致があかないので部屋を変えてもらった。そしたら値段はそのままで一番広い部屋に変えてもらえた。これだけはラッキーだった。</p>
<div class="people_message">「この部屋の冷蔵庫、私のポテトがあるけど、気にしない！」</div>
<div class="surprized">いやいや、それはすごく気になる！</div>
<p>冷蔵庫をあけてみたら、袋にどっさり入った冷凍のじゃがいもがあった。<br />
そんなこんなで、やっと僕らは落ち着くことができた。<br />
明日はいよいよオハイオ州である。?あと６日を残してついに距離は残り1000kmを切った。距離だけをみるとだいぶ余裕が出てきたようにみえるが、何があるかわからないという不安で気分的には全く余裕はなかった。<br />
実際、最後の6日間はほんとに色んなことがあり、簡単にはいかなかったのだ。僕らはモーテルの近所で晩ご飯を済ませると、明日のために眠りについたのだった。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>Day19 インディアナ州</title>
		<link>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/02/day19/</link>
		<comments>http://www.mm-5000.com/index.php/2011/02/day19/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 16 Feb 2011 13:29:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>M氏</dc:creator>
				<category><![CDATA[アメリカ横断]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.mm-5000.com/index.php/2011/02/day19/</guid>
		<description><![CDATA[今日のルート 今日のスタート地点、スプリングフィールドは本来二日前にたどり着いている予定の場所だった。残りの距離は約1500km。これをあと８日で走る必要があった。これ以上遅れるわけにはいかないが、そうかといってあせって &#8230; <a class="read-excerpt" href="http://www.mm-5000.com/index.php/2011/02/day19/">Continue reading <span class="meta-nav">&#187;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="body_title">今日のルート</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/plugins/graph/graph.php?hash=930b6935c0bb1e0d87159b7d00b09d54&#038;h=400" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
今日のスタート地点、スプリングフィールドは本来二日前にたどり着いている予定の場所だった。残りの距離は約1500km。これをあと８日で走る必要があった。これ以上遅れるわけにはいかないが、そうかといってあせってはいけなかった。昨日のことを思い出し僕らは気を引き締めて走り出した。<br />
予定ではここから214kmほど東へ行ったロックビルという街でモーテルを探す予定である。道はほとんどフラットのはず。190km地点辺りで次のインディアナ州に入る。</p>
<p><span id="more-358"></span></p>
<div class="body_title">朝</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0346.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
昨日まで基本的に3時にスタートしていたのであるが、昨日は余りにも色々ありすぎた。少しゆっくりしようということになり、今日は4時スタートにすることにした。<br />
すると、スタートが一時間遅くても大して変わらないことがわかった。朝早すぎても眠いだけで意外と進めないのだ。だからこの日以降僕らは朝は4時に出発するようになった。<br />
スプリングフィールドの街を離れると、僕らはまた昨日と同じような田舎道を進んだ。空が明るくなってくると、昨日の通勤ラッシュを思い出し怖くなった。特にM女史は昨日のあの感覚がまだ残っていて、近くを車が通る度に恐怖を覚えていた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0347.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
しかしその道は街から離れる方向だったこともあり、それほど交通量は多くなかった。そのまっすぐな道は次の大きな街ディケイターまで続いていた。</p>
<div class="body_title">ディケイターの街</div>
<p>その街にたどり着いたのは、朝8時ごろだった。そこそこ大きな街で幹線道路になるとかなりの車が走っていた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0348.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らは幹線道路を避けて、公園の中の道を走った。公園は木が生い茂っており、木漏れ日が気持ちよかった。朝からランニングをしている人もいた。お互いおはようと挨拶した。<br />
公園を抜けると大きな湖があった。道はその湖の真ん中を走っていた。今日もいい天気で、景色は最高だった。<br />
ディケイターの街を抜けると、僕らは再び36号線に合流した。あれだけ毎日走り続け、もう終わったかと思っていたのにまたもや僕らはこの道を走らなくてはならなかった。しかも、今日の36号はほぼ曲がることなく真東を向いており、単調さは極めつけであった。</p>
<div class="body_title">ビザ屋</div>
<p>ディケイターの街を過ぎると、その日はほとんど大きな街はなかった。たまにしかないフードショップを見つけると、必ず休憩して補給を欠かさないようにした。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0350.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<h6>老夫婦が営んでいて、奥にはトレーラーでもドライブスルーができるようになっている</h6>
<p>10時過ぎに見つけたフードショップも、何もない敷地にただプレハブの倉庫があるだけに見えた。しかしよく見ると窓の隅にOPENと書かれたネオンサインが掛かっていた。店を見つけるコツはそのネオンを見逃さないことだ。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0352.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
お昼頃に見つけた店も一見普通の家の様に見えたが、中に入ってみるとそこはピザ屋さんだった。アメリカに来てまだ僕らはピザを食べたことがなかった。だから、今日のお昼はビザにすることにした。<br />
その時僕らはMサイズのピザを注文したのであるが、ここをアメリカだということを忘れていた。テーブルにやって来たピザはとんでもないサイズだったのだ。4分の1を食べた時点でお腹はいっぱいだった。無理やり半分まで食べたが、それは何かの罰ゲームのようであった。残りの半分はテイクアウトして持っていくことにした。自転車の荷台で、ズシリとそいつは重かった</p>
<div class="body_title">インディアナ州</div>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0353.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /></p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0354.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
午後4時になろうかというころ、平坦な道をひたすら進み僕らはインディアナ州にたどり着いた。僕らはいつものように州境の看板を探したのであるが、それは今までの中で最高にがっかりな看板だった。看板の下には州の基点である０という数字が書かれているのでそこが州境に違いないのであるが、それは村の看板ぐらいのレベルで、ただIndianaと書かれていただけだった。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0355.jpg" /></div>
<p><br clear="all" /><br />
僕らは何だか気分が盛り上がらないまま仕方なく進んだ。そう思っていたら、しばらく進むと立派な看板があったのである。「ようこそインディアナへ」僕らは一気に盛り上がった。</p>
<div class="body_title">モンテズマ</div>
<p>州境を通過したところで、距離は190kmを越えていた。僕らは次に見つけた街ぐらいから宿を探そうと相談していた。<br />
そうしてたどり着いたのがモンテズマという街だった。その街は小さな街だった。僕らは売店を見つけ中に入った。そこはドリンクと最低限の食べ物ぐらいしかない小さな店だった。<br />
僕らはまさかこんな小さな街にモーテルなんて無いだろうと決めつけていた。でも、一応その店のおばさんに聞いてみたのだ。そのおばさんは少し怒りっぽい口調で最初ちょっと怖かったのだが、</p>
<div class="people_message">「あるよ。裏の建物がそうだよ！」</div>
<p>かなり意外な答えに僕らはたじろいだ。裏の建物って、なんか一瞬廃屋かと思ったあれだろうか？少し泊まるには躊躇があったので、僕はこのあたりにランドリーがあるかを聞いてみた。</p>
<div class="people_message">「ランドリーなんかで何するんだい？」</div>
<p>そう言われても着ていた服を洗うに決まっているではないか。</p>
<div class="people_message">「そうだね。ランドリーはこの街には無いね」</div>
<p>ランドリーが無いなら仕方が無い。ここのモーテルを断る理由もできたと思ったのであるが、おばさんは少し顎をしゃくりながら考えた。</p>
<div class="people_message">「でも洗濯なんか仕事が終わったら、あたしが家でしてきてあげるわよ」</div>
<p>またまた意外な答えにさらに僕らはたじろいだ。おばさんはその喋り方とは裏腹に言ってることは優しかった。更にここのモーテル、値段がびっくりするほど安かった。いつものリッチモーテルの半分ちょっとぐらいだった。<br />
そんなわけでここを断る理由も無く、おばさんも実はいい人みたいなので、今日はここに泊まることにしたのだ。<br />
僕らは早速部屋まで案内してもらった。</p>
<div class="people_message">「少し誇りっぽいけど我慢しとくれよ。洗濯物は準備できたら店まで持ってきておくれ」</div>
<p>そう言っておばさんは店に戻っていった。</p>
<div class="body_title">猫の魚</div>
<p>モーテルでシャワーを浴びた後、周りを散策してみるとモーテルの隣にレストランを見つけた。晩ご飯はそこで食べることにした。<br />
M女史は今日は無難にサンドイッチを注文した。僕はメニューに何かわからない食べ物を見つけた。&#8221;Cat Fish&#8221;、猫の魚？さてこれはなんだろうか？</p>
<div class="people_message">「猫なんかたべるの。ひえー」</div>
<p>などとM女史に馬鹿にされたのであるが、断じて猫ではないことは確かなので、僕はそのわからないものを頼んでみた。</p>
<div class="img-shadow"><img src="http://www.mm-5000.com/wp-content/uploads/images/IMG0357b.jpg" /></div>
<p><br clear="all" />
<div>しばらくしてテーブルに運ばれたものは、白身魚のフライであった。味はごく普通においしかった。</div>
<div class="people_message">「ところで。さっき街を散策していて重要なことを教えてもらったんだ」</div>
<p>そう言って、僕は散策中に立ち寄ったガスステーションでのことを話した。</p>
<div class="people_message">「どうやら、イリノイとインディアナは時間が違うらしい」</div>
<p>僕らは５時にこの街にたどり着いていた。と思っていたのであるが、またしても時間が1時間進んでしまったのである。食事を終えるともう時間は８時になろうとしていた。</p>
<div class="body_title">洗濯物</div>
<p>無駄に１時間が過ぎたことで僕らはすぐに眠りについた。しかし洗濯物がいっこうに返ってこないことに気がついたM女史に、僕は１１時ごろにたたき起こされたのであった。そういえば僕らが朝４時ごろに出発するつもりである、といったことはおばさんには言っていなかった。僕は表の店を見に行ってみた。店の明かりは消えていて完全に閉店状態であった。おばさんは自分の家に帰っているようだった。おばさんの家は近くなのかどうなのか、そういったことは聞いたりはしていなかった。店の開店時間を見ると朝の７時になっていた。下手をすると朝の７時まで出発できないかもしれない。そう思うとかなりへこんだ気分になった。<br />
「大失敗だ?」そう思い悩んでいると、ブーンというスクーターの音が聞こえ、ヘッドライトの明かりがこちらに近づいてきた。それはまぎれもなくあのおばさんだった。おばさんはわざわざこんな夜遅くに洗濯をして戻ってきてくれたのだ。そうであるにもかかわらず、おばさんは当たり前の様に「ほらよ」とだけ言うと、くるりとＵターンして去っていったのである。なんというかその立ち去り方はクールで、ちょっとしかめ面だったけどほんとは優しいそのおばさんに僕らは心が暖まる思いだった。</p>
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